9月8日、ミュージシャンで俳優の福山雅治の自宅マンションに侵入した罪に問われた元マンションコンシェルジュの女の初公判が東京地裁で行われ、女は起訴内容を認めた。
福山は供述調書の中で「犯人がコンシェルジュと聞いて恐怖を感じた。事件前と同じ生活が送れなくなった。きちんと懲役刑を受けてほしい」と強く求め、吹石も「帰宅したら鍵が開いており、廊下の向こうに知らない女性がいた。今も不安な日々を過ごしている」と胸中を明かした。
「48歳の被告は09年に福山の歌が心に沁み、10年にファンクラブへ入会。13年に千葉県内から福山の都内マンション近辺へ引っ越し。昨年7月に求人募集を見て、務めていた婦人靴会社からコンシェルジュに転職しています。誰かのファンになることは心のはしかのようなもの。年齢が上がるほど重症化することが多いんです。被告は『自制心が壊れてしまった』と述べていますが、分別のある大人になってから誰かのファンになり“お熱”を上げると、心が壊れてしまうことが多いようです」(心療内科医)
これも芸能人であることのリスクだと言いきってしまうには、いささか理不尽さを感じる事件だ。