2月4日放送の「中居正広のキャスターな会」(テレビ朝日系)にて、日韓関係を巡る中居正広のストレートな質問が話題を呼んでいる。
この日の放送では「今知っておいたほうがいいニュース」として、韓国での日本製品不買運動の変化を紹介。2019年、日本政府が半導体素材の輸出管理を強化した結果、韓国で「ノージャパン運動」が勃発したが、尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権へと移行する中で、徐々に同国内でのムードにも変化が生じつつあるという。
また、2018年には、韓国軍の駆逐艦が火器管制レーダーを自衛隊の哨戒機に照射した騒動が勃発。ほかにも、元徴用工訴訟問題では、新たに韓国政府が日本企業の賠償支払いを韓国の財団に肩代わりさせる解決案を公表するなど、ここ数年の日本と韓国の関係性について取り上げた。
すると、番組MCの中居はANNソウル支局・河村聡記者に対し「韓国って日本のこと、あんま好きじゃないんですか?」と質問。これに河村記者は「一般の市民からすると、『嫌い』とかそういったことをはっきりと言う人はほとんどいないですね」と返している。
これを受け、国際情報誌「フォーサイト」元編集長・堤伸輔氏が、世論調査委員会による「日本に良い印象を持つ韓国人の割合」のデータを紹介。文在寅(ムン・ジェイン)政権時の12.3%から、現在の尹政権では30.6%に上昇している点を指摘すると、中居は「“30.6%しか”じゃなくて?」と割合の低さに驚いていた。
「日本と韓国が抱えてきたセンシティブな問題に関し、踏み込んだ質問や感想で話題を広げた中居に対して、ネットでも多くの注目が寄せられ、『むしろ隣同士で仲の良い国のほうが少ないのでは?』『これをテレビ番組できっぱり言い切ったのは痛快ですね』『ダイレクトに聞いちゃうのがスゴイ』などの反応が並んでいます。普段から韓国ドラマをよく視聴するという中居からすれば、“わずか”30%にとどまる日本への好印象の割合は少なすぎると感じたのかもしれません」(芸能ライター)
エンタメ界に影響力のある中居には、日韓関係を良好にするポジションを期待したいものだ。
(木村慎吾)