男女が逆転した架空の江戸時代を描いたよしながふみ原作のドラマ「大奥」(NHK)の第6話が2月14日に放送され、平均世帯視聴率は5.0%だった。
前回始まった「五代将軍綱吉・右衛門佐編」では、仲里依紗が5代将軍・綱吉を、山本耕史が右衛門佐を演じている。
今話では、一人娘の松姫が病死したことから、綱吉の人生が一変する。憔悴しきった綱吉に父の桂昌院(竜雷太)は「おまえの代わりはいない」と子作りを強要。綱吉は子を宿すまではと、次々男たちを替え相手をするのだった。
ある日、騎馬戦の最中に惹かれ合っていると思われる男を目にした綱吉は、2人を一緒に寝所に呼ぶ。3人での激しい営みの後、綱吉は2人に「睦みおうてみよ」「やれといったらやれ!」「抱き合え!」と迫るのだった。
この一連のシーンに視聴者からは「おー3人!」「今日、激しくない?」「いいのかNHK」など、驚きの声があがった。
「だんだん精神を病んでいく仲の演技が圧巻でした。日本の頂点にいる身でありながら、子を成すためだけに毎夜別の男と枕を交わす。この辛さを吐露し、号泣するシーンに感動し、涙した視聴者続出でした」(テレビ誌ライター)
次回は、世継ぎのできない綱吉の苦しみを右衛門佐が優しく受け止める。この2人の心の揺れが楽しみな回となりそうだ。