お笑いタレントの陣内智則が2月15日に自身のYouTubeチャンネルを更新し、後輩芸人・三浦マイルドの現在の収入について尋ねる場面があった。
三浦といえば、芸歴23年目を誇り、2013年にはピン芸人の祭典「R-1グランプリ」を制するも、なかなか継続的なブレイクとはならず、現在もバラエティ番組に出演する機会に恵まれていない。本人によると営業の仕事もあまり入ってこないとのことで、先輩の陣内はそんな元王者の近況を心配して対談に招いたという。
陣内から現在の収入について聞かれた三浦は、「(昨年)12月が8万円とかでした。1月は結構よくて20万円ありました。東京に来て20万円超えたのは、2回か3回くらいしかなくて」と答え、厳しい台所事情を吐露。これに陣内は「チャンピオンやで? R-1ってホンマに夢ないな! 井口の言う通りやん! 自信持ってくれよ!」と、ウエストランド・井口浩之の毒舌ネタを引き合いに出しながら突っ込んだ。
「もちろん、R-1の大会規模にまだ伸びしろがあるとはいえ、三浦自身にもなかなか人気に火がつかない原因もあるようです。舞台の主催者の悪口や営業先への愚痴を相手に聞こえるように連発し、ツイッターでは吉本興業の悪口を書き込んだこともあると自白。『R-1』優勝後もあまり会社からゴリ推しされない状況を『差別されている』と感じるようになり、悪態をついてしまうのだという。ただ、陣内は、吉本が三浦を推さない根本の原因もまた、三浦の過去の振る舞いにあると指摘。三浦本人も思い当たる節が“たくさんある”と認めていました」(テレビ誌ライター)
対談後、三浦は陣内から「マイルドもYouTubeやってるならコラボせんでよかったんか」と気にかけてくれたことを明かしつつ、「僕みたいな弱小チャンネルとコラボなんて恐れ多いです」と返したとツイート。実際、三浦の公式チャンネル登録者は、陣内の105万人に対し、わずか920人と、収益化に必要な1000人のボーダーラインすら越えていない。
YouTuber同士のコラボでは、互いのチャンネルにゲスト出演し合うことでギブアンドテイクの関係性を構築するのが一般的。知名度のある陣内とのコラボをチャンスと捉えずにスルーしてしまう辺りも、三浦のチャンネル登録者が増えない一因なのかもしれない。
(木村慎吾)