年内解散が決定したSMAP。4人のメンバーがジャニーズ事務所を離脱し、元チーフマネージャーのI女史との合流を計画しているとも言われているが、メンバーの中で唯一、ジャニーズ事務所残留を表明し、グループ解散のキッカケとなったと言われているのが木村拓哉だ。
木村がジャニーズ残留を表明した背景として、妻・工藤静香の存在があると一部で報じられているが、木村自身もジャニーズを離れることには当初から懐疑的だったという。
「自信家のイメージもある木村さんですが、実はもともと、メンバー5人の中で一番の現実主義者です。木村さんはジャニーズ事務所やI女史の後押しにより数多くのドラマで主演を張り、スーパースターになったものの、自分の人気はしょせんSMAPやジャニーズ事務所あってのものということを理解している。ナルシストに見えて、意外に自分に自信がないんですよ」(ジャニーズ事務所関係者)
そんな木村は、SMAP解散後、功労者としてソロでの活躍、ジャニーズ事務所の幹部への道が予想されているが、
「木村さん本人はまったく楽観視していません。もしジャニーさんやメリーさんが亡くなってジュリーさん体制になれば、“外様”の自分が冷遇されるであろうことは予測しています。そこで、今のうちにジュリー副社長派である、TOKIOの長瀬智也さんやV6の岡田准一さんといった“本流”の人気メンバーと一緒にテレビ出演したり、親交を深め、何とか生き残りを考えているようです」(前出・ジャニーズ事務所関係者)
この3人といえば、すでに今年の6月に熊本地震の被災地で石原軍団とともに炊き出しをしたことも記憶に新しい。
かつて“I女史派”だったSMAPは、他のジャニーズグループのメンバーとの共演がほとんどなかったが、木村については今後かなり急増することになりそうだ。
(しおさわ かつつね)