口角の上がっている女性を見ると、同性から見ても印象がアップするもの。カフェやコンビニエンスストアの店員さんや、ちょっとした日常で出会う人々でも、口角が上がっているのを見ただけで、なんだか幸せな気分になるから不思議だ。
どうやら私たちは感覚的に、口角の上がり具合が対人関係において重要であることは理解しているのだが、これって科学的根拠はあるのだろうか。調べてみると、口角とホルモン分泌には大きな関係があるという。
実はよく笑い、いつも楽しげにしている人は常に口角が上がっていて、表情筋がよく動いている。それはつまり、笑顔が多い人ほど脳に刺激が伝わっており、ストレスが抑えられているというのだ。さらには、リラックス効果や幸福感、安心感をもたらす「セロトニン」という脳内物質の分泌も盛んになっているという。
実はこのセロトニン、口角が自然に上がっているような楽しいときに分泌されるのは当然だが、たとえ楽しい気分になれないようなときでも、口角を上げるように努力するだけで分泌は高まり、気分も楽しくなってくるのだとか。
口角を上げ続けることは“顔のリフトアップ効果”にもつながる。美容家の佐伯チズによれば、ストローでドリンクを飲むときに口角を引き上げる練習ができるというから、カラダの中から幸せを呼びたい人は、ぜひ実践してみて。