モデルで女優の冨永愛が2月26日、自身のTwitterを更新。ドラマ撮影で共演した馬の「バンカー」の訃報を受けて心情を吐露した。
この日、ニュースサイト「スポーツ報知」が多くのドラマや映画に出演していた撮影馬「バンカー」が死んだことを報じた。それを知った冨永は、「バンカーくんが亡くなった! そんな…あんなに元気に走ってくれていたのに… ありがとう、バンカーくん 貴方がいなかったら吉宗は、大奥はできていなかったよ… ご冥福をお祈りします」とツイート。冨永は放送中の男女逆転設定のドラマ「大奥」(NHK)で、女性の徳川吉宗役を演じているが、海岸をバンカーに乗って疾走する乗馬シーンが話題になっていた。
ネット上でも冨永のツイートについて「冨永さんの乗馬シーンは視聴者を虜にし後続するエピソードに繋げたと思う。やはり魅せ方が凝っていた」「なんだか泣けてしまう。あの素晴らしい映像を残して天に旅立ってしまったとは。ありがとう、バンカーくん。最後にあなたの素晴らしい走りは心に残りました」「あの颯爽たるシーンの影の主役たるバンカーくん。これまでも数々のドラマに出演してきたとか。ご冥福をお祈り申し上げます」などバンカーを悼む声が続出している。
「冨永は時代劇の出演を長年熱望しており、その念願がついに叶ったのが『大奥』でした。それだけに思い入れのある仕事を支えてくれたパートナーとも言えるバンカーの存在は大きかったのでしょう」(芸能記者)
そのバンカーは、時代劇のみならず、大河ドラマの常連として知られ、これまで出演したのは10作以上。最近でも17年の「おんな城主直虎」、18年「西郷どん」、20年の「麒麟がくる」、21年の「青天を衝け」、22年「鎌倉殿の13人」、そして、放送中の「どうする家康」でも名だたる俳優たちを背中に乗せてきたという。
「バンカーが所属していたクラブには冨永だけでなく多くの俳優からもお悔やみの声が届いたのだとか。そんなバンカーの最後の仕事が冨永主演の『大奥』でした」(前出・芸能記者)
バンカーも多くの俳優たちに愛されて幸せだったに違いない。
(柏原廉)