芸歴50年以上の“関西の女帝”上沼恵美子が、自身の挨拶を無視した歌手への不満を爆発させた。2月27日放送のABCラジオ「上沼恵美子のこころ晴天」でのことだった。
上沼によると、その歌手はテレビでは「めちゃくちゃ気さくで、隣のお兄ちゃんみたい」なイメージで映っているといい、世間からの評判も“いい人”なのだという。
「ところが、上沼は、ある打ち合わせの際に、局の人に『ダメな歌手なんかいるんですか?』って聞かれ、ついその男性歌手の実名を口にしたんだそうです。さらに『まだ新人に近いというか、大した年季もないし、歌も抜群にうまいのに残念でした』とまで付け加えたとか。よほど腹が立つ理由があったんでしょう」(芸能ライター)
何でも、歌番組で共演した際、態度がよくなかったという。上沼はさらに、こんなふうに明かしていた。
「気さくそうな人がツーンとして。部屋に挨拶に来ないし。いいんですよ、来なくても。でも、来なかったなぁと思ってたら、舞台のソデにいてたから、私は笑顔で『おはようございま~す!』って言うた。いつも見てるから。そしたら、シュッとすり抜けて行った、女歌手、男歌手。1名ずつ」
どうやら、男性歌手のほかに女性歌手にも失礼な反応をされたようだ。
それはともかく、上沼は「嫌いなんやろな、私のこと」としつつ、「嫌いでも、“おはようございます”は言うたほうがええわ。同じ番組に出るんだから」と、業界の先輩として助言。共演するお笑いコンビ・モンスターエンジン・西森洋一から「そういう人は消えますよね」と指摘されるも、「消えそうにないねん。うまい。歌の力があんねん。だから消えへんねん。よけい腹立つ!」と怒りをにじませたのだった。テレビ誌ライターが言う。
「西森はその歌手の実名が気になると興味津々でしたが、さすがの上沼も『だめだめ』と実名暴露はしなかった。それほど人気がある歌手なのかもしれませんが、上沼によると、まだ世に出てから年数の浅い歌手で、“名前を聞いたら驚くような人”だそうです。もっとも、上沼自身、様々な番組を通じて時には毒を吐く芸を持ち味にしてきたため、自身を嫌う有名人が出てくるのも、どこかで仕方ないと考えているのかもしれません」
かねて芸能界引退が近付いていることを示唆してきた上沼。気になる実名の暴露は、引退後のYouTubeに期待できる!?
(木村慎吾)