貯金を増やすことにつながる意外な習慣とは?

「貯金を増やしたいけれど節約は苦手」「お金が入ればある分だけ使ってしまう」という悩みから抜け出せずにいませんか?

「無駄遣いを減らそう」「もう少し生活を切り詰めよう」という意識だけではうまくいかない場合は、次のようなことを習慣化してみると道が開けるかもしれませんよ。

■日記・メモをつける

「家計簿はちょっと面倒……」という場合にオススメなのが、その日の行動をメモ感覚で書き出してみること。“どこで、どんなことをして過ごしたか”を書くのです。「○時に△△(場所)でランチ」などと、行動を箇条書きにするだけでもOK。お金のやりとりが発生した行動のみ書き出すようにすれば、手間を削減しやすいです。

 ここから読み取りたいのは、“お金を使う習慣がどれだけあるか”ということ。例えば、自動販売機で飲み物を買う、カフェでのランチ、ふらっと立ち寄ったコンビニでのお菓子購入など、毎日のように行っていることで1日1,000円使っているとしたら、1カ月で3万円程度の出費となります。それが1年続けば30万円を超えます。1日では1,000円の節約にしかなりませんが、「これを毎日続けたら…!?」という発想ができるようになると、貯蓄のための行動を起こしやすくなります。

■自分にとって大切なことに優先順位をつけてみる

「欲しいもの、やりたいことはどれも実現したいから出費を減らせない」というケースには、優先順位をつけることが有効です。書き出してみた行動メモを振り返ると、頻繁に行っていることや思い出すだけでうれしくなることなど、自分にとって大切なものがみえてくると思います。そこから“これからも大切にしたいこと”を抽出して順位をつけてみる。ひとつでも折り合いをつけることができれば、貯蓄への第一歩を踏み出せますよ。

■未来の自分を大切にする

 いまの自分だけでなく、未来の自分のことを考える習慣をつくることも、貯蓄をスムーズに進める要素のひとつです。未来の幸せを計画してそのために必要な資金を計算してみることで、貯蓄を必要な費用としてとらえやすくなります。消費も貯蓄も自分のためのことだと思えるようになると、行動範囲が広がります。

 意識が変わると行動が変わる。行動が変わらないのは、意識を変えられないからかもしれません。どんな意識で過ごしているのか、何を大切にしたいのか、将来にどうなっていたいのかに向き合う時間をつくることで、意識を“見える化”してみてはいかがでしょうか。

(Nao Kiyota)

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