安くて便利なアイデアグッズ豊富な「100均」に似た屋台が、江戸時代にもあったのをご存じだろうか。
「3度の飯より江戸が好き♪」毎度こう唱えて自身のYouTubeチャンネル「ほーりーとお江戸、いいね!」をスタートさせるお江戸系YouTuber・ほーりーこと堀口茉純が、3月10日配信の回でその屋台を紹介している。
「堀口は、2007年にテレビ朝日系で放送された、北大路欣也主演の時代劇「八州廻り桑山十兵衛~捕物控ぶらり旅」に女郎役でデビュー。れっきとした女優ながら、その翌年、江戸文化歴史検定1級に史上最年少の25歳で合格(当時、合格率5.0%)という経歴の持ち主です」(週刊誌記者)
この日の配信回では、まず江戸時代の貨幣について解説が始まり、それによると庶民が使う貨幣はは主に銅製の「銭」。銭の単位「文(もん)」は、現代にして1文が20~25円程度。しかし、額面が小さいことから持ち運びにかさばり、そして生まれたのが一枚で4文の価値を持つ、四文銭…現代の100円玉に相当する貨幣だという。そして当時は「四文屋」と呼ばれる四文均一の屋台があり、堀口によると「『江戸繁盛記』によりますと、お鍋の中に、芋や、豆腐など、いろいろな具材を浸して煮ているので香ばしいにおいが立つ。これを一串四文で客が勝手に選んで食べる」。また、屋台の定番、イカ焼きや、天ぷらも1つ四文で売買されていたようで、四文銭の登場により、1個四文の食材が増えて言ったのだとか。
ちなみに、女性が気になる化粧品、江戸時代の紅は、ひとさし三十文で、現代にして約750円と、なかなかの高級品。
今や、「100均」で口紅が手に入るのだから、便利な時代である。
(所ひで/YouTubeライター)