彼氏や男友だちと話していると、なぜだかイライラしてしまったことってありませんか? 女友だちと話しているときには感じない、この“分かってくれない感”はなぜ発生するのでしょうか。それは……男女の話し方の差にあるのかもしれません。
■女性と男性の会話の形とは?
言語学者のデボラ・タネンが提唱した、女性の会話に典型的にみられる形のことを「ラポール・トーク」といいます。これは相手に共感するような話し方のことで、女友だちとはこの会話方法を無意識に使っている人が多いです。例えば、「彼氏が全然家事手伝ってくれなくてさー」「分かるー。何で何度言ってもダメなのかな」などです。
逆に、男性に典型的にみられる会話の形を「レポート・トーク」と呼びます。これは、あった事象をそのまま伝える発言方法です。
■男性に分かってもらえないと感じてしまう理由
女性は話しているとき、相手に共感しつつ自分の話も加えるという方法を取ります。ですが、男性は相手に共感しなければならないという感覚が薄い人が多いです。そのため、愚痴を言って怒りの気持ちを共有して欲しいときなどに、相手が共感してくれずイライラしてしまうことがあるのです。
■男女差を知っていればケンカしないかも?
このように、男性と女性では会話の形の典型が違うと知っていれば、彼氏に怒りが湧いてきたときに「違うんだから仕方がないか」と思えるかもしれません。または「気持ちを分かって欲しいの」と言葉にして伝えることで、相手の態度が変わる可能性もあります。
これを知ったあなたは、今日から男性との会話でイライラせず、寛容になれるかもしれませんよ。
大山奏(おおやまかなで) 大学で心理学を専攻し心理カウンセリングを学ぶ。心理学を恋愛やライフスタイルに応用して楽しむ方法をいつも考えている。アロマテラピスト、カラーセラピスト、整体師でもある。多くの媒体で恋愛コラム、ハウツーを執筆中。