卵が高いわサバも不漁だわ、庶民のご馳走が高くって大変な今日この頃。だったら「ご飯の素」で気軽に楽しむのはどうでしょうか?
今回購入したのは、「卵のいらない卵かけご飯の素」「イクラのいらないイクラ丼の素」「焼きサバご飯の素」の3種類。商品名でわかるように、卵かけご飯の素とイクラ丼の素には卵そのものやイクラそのものは入っていません。はたしてどれくらいの再現性なのか。
まず、「卵のいらない卵かけご飯の素」120円は20gの液体が2袋入りで120円。原材料は醤油、水あめ、卵黄加工品、澱粉分解物、カツオエキス、昆布エキスなど。作っているのはつゆやだし、ご飯の素などを作っている福岡のメーカー・一番食品です。ちなみに「イクラのいらないイクラ丼の素」84円も同じ一番食品製。イクラ丼のほうの原材料は醤油、魚介エキス、蛋白加水分解物、砂糖、卵黄加工品、果糖など。こちらも同じく20g2袋入り。
つまり、両方に醤油と卵黄加工品が入っていて、イクラ丼には魚介エキスが入っている、ということのようです。
卵かけご飯の素、一応ですが卵黄加工品が入っているので、全くのフェイク、というわけではないってことだと思われます。いくらご飯の素にはいくらの身もエキスもないですが。
この二つは炊いたご飯にかけて混ぜるだけで完成ですが、「さば缶deご飯 焼きさばご飯の素」168円は炊き込むスタイル。しかも、この素だけでは成立せず、2合分のお米とさばの水煮缶と一緒に炊くというもの。なので袋と同じデザインのサバの水煮缶199円も購入。トータル367円で2合分の炊き込みご飯と思えば良心的価格かも?全部入れて炊飯器のスイッチ入れればいいだけだし。
ということで、なんちゃって卵かけご飯、なんちゃってイクラ丼、水煮缶だけれど焼きさば炊き込みご飯、食べ比べてみました。
当たり前ですが、圧倒的においしかったのが本物のサバがいる「さば缶deご飯 焼きさばご飯の素」で作った炊き込みご飯。サバ缶由来とご飯の素由来、ダブルのおいしさで、これを家で作れるって結構すごいと思えるクオリティ。サバ缶だからなのか、生姜を入れてなくても青魚特有の臭みは感じません。リアル焼きサバだと時々ある、突然骨が刺さっちゃう問題は水煮缶だからない。安心して食べられます。ただ、焼きサバ特有のスモーキー感はないけれど。
そして、卵かけご飯は醤油と出汁、卵の旨みがしっかり感じられて、思っていた以上においしい!超個人的な感想ですが、生卵の白身プルプルジュルジュルが苦手な人は、こっちのほうが絶対好きだと思う。いくら丼ご飯の方は、確かにどこかに魚介系のおいしさを感じることができてかなりおいしい。これまた超個人的な感想ですが、明太子と一緒に食べると、口の中で魚卵感アップ。一緒に食べると、もっとイクラ気分に浸れると思います。
ということで、3種類とも、想像していた以上においしかったご飯の素3種。卵・イクラ・サバが高騰していて手が出しにくくても、完成されたおいしさを味わいたい時にかなりおすすめですよ!
(ロドリゴいしざわ)