「1枚の写真で10年後が見える」
これが、ジャニーズ事務所・ジャニー喜多川社長の指針である。たしかに、美少年を見極める審美眼は国内随一。履歴書に同封された1枚のスナップ写真で、オーディションに呼ぶか否かを判断することもしばしば。
ところが過去に1度、ジャニーさんみずからが父子ともにスカウトしたスーパーファミリーがある。アイドル誌の編集者はいう。
「ジャニーズJr.内ユニット『SixTONES(ストーンズ)』で活躍する京本大我と、お父さんの京本政樹さんですね。お母さんは元アイドルの山本博美という、超サラブレッドですよ」
大我が11歳のとき、あるレストランにハワイの家族旅行の写真が貼られていた。それが、レストランを訪れたジャニーさんの目に触れ、父の政樹を通じて、スカウトに動いたのだ。
驚くのはその政樹も中学生の頃、ジャニーさんにスカウトされている点だ。悩んだ末に入所しなかったが、大我は小学生で、政樹は中学生で、親子2世代にわたってジャニーさんに口説かれたのだ。
2人はタッキー&翼・滝沢秀明が座長を務める「滝沢演舞城 2013」で、初の親子共演を実現させた。主演舞台も経験し、目を見張るような成長を遂げた大我。ジャニーさんの目は、ホンモノだった。
(北村ともこ)