17年公開予定の実写映画版「銀魂」の第3弾キャストが解禁され、その中にKinKi Kidsの堂本剛の名前があり注目を集めている。堂本は小栗旬が演じる主人公・坂田銀時のライバルで“最も危険な男”と称される高杉晋助を演じるようだ。
同作は週刊少年ジャンプで連載中の人気ギャグ漫画で根強いファンが多く、主演の小栗はもちろん、ヒロインを演じる橋本環奈にも「イメージと違いすぎる」というクレームが寄せられているほど、実写化に反対する原作ファンが多かった。
ただでさえ反対派が多いだけに、何かと叩かれがちなジャニーズタレントが同作の人気キャラクターにキャスティングされたことで、間違いなく批判殺到‥‥と思いきや、これが予想外の反応なのだ。
「堂本の映画出演は05年『ファンタスティポ』以来となる12年ぶり。それが新鮮だという声も多いようです。『よく見るジャニーズなら嫌だけどこれは許せる』『剛の演技力なら期待できる』といった歓迎の声があります。もともとジャニーズらしからぬ個性的な雰囲気ですし、顔の筋肉が動くタイプでおちゃらけも無表情もできますから、今作の出演者の中で最も原作の世界観に合っているキャスティングと判断する原作ファンも多いようです」(エンタメ誌記者)
メガホンをとった福田雄一監督とは08年放送の堂本主演のドラマ「33分探偵」(フジテレビ系)や、14年まで放送されたバラエティ番組「新堂本兄弟」(フジテレビ系)などでタッグを組んでおり、その福田監督からのオファーということもあって出演を快諾。
「堂本は今作で約20年ぶりとなる殺陣に挑戦。2週間にも及ぶ猛特訓を積んで今回が初披露となる三味線演奏など見せ場も満載となっている」(映画誌ライター)
すでに作品はクランクアップしているが、ぜひとも主演の小栗を食ってしまうぐらいの存在感に期待したい。
(田村元希)