松嶋菜々子主演ドラマ「営業部長 吉良奈津子」(フジテレビ系)の最終話が9月22日放送され、平均視聴率は6.9%と、前回、前々回の7%台に戻すことはかなわなかった。
数字は振るわなかったが、視聴者からは「悪い終わり方じゃなかった」「松嶋さんの笑顔に癒されました。ラストのどんでん返しもスッキリした」など、好意的な意見が多数。その一方、「土下座とか、役員会に乗り込むとか、まるで『半沢直樹』みたい」「前半のベビーシッターの闇は何だったの? ただの不貞ならあんなに引っ張ることなかった」などの批判も散見された。
「前半で、ベビーシッターが奈津子の夫を不貞相手のターゲットにしてきたときは『過去に奈津子と何かあったのでは?』と、ちょっとサスペンスじみていましたが、ふたを開けてみれば“羨ましかった”という単純な動機。視聴者は肩透かしを食らったようなものです。最後のどんでん返しも、社長の不正がどういうものなのか説明が足りず“大手スポンサーの仕事が取れたからクーデターに成功した”という安易なものだった。コンペの準備で多忙ななか、あれだけ社長の不正を調べていたのに、それはどこへ行ったって感じでした」(テレビ誌記者)
全話の平均視聴率は7.1%。かつては“高視聴率女優”といわれた松嶋にとっては、屈辱的な数字だったに違いない。