8月、嵐が前人未到の10年連続DVD総合首位&ブルーレイが今年最高となる初動27.8万枚を出荷したことが発表された。“嵐、強すぎ!”を、再び満天下に知らしめた。SMAP解散後、彼らに取って代わるのは嵐だと言う声も根強い。
今では超売れっ子の5人組だが、デビューまでに紆余曲折を経ているのをご存知だろうか。
そもそも嵐は今のメンバーではなく、別のメンバーで「この仲間とCDデビュー」を確信したグループ時代がある。松本潤(M)、相葉雅紀(A)、生田斗真(I)、二宮和也(N))の4人で構成され、彼らの頭文字を取った“MAIN”だ。
4人は1996年にジャニーズ事務所に入所した同期。1997年、最初のグループ「Jr.BOYS」が結成され、「ジャニーズJr.Boys」に改名。のちに、「MAIN」に落ちついた。
初の主演ミュージカル「スタンド・バイ・ミー」を成功に終わらせたあとも、グループ活動は続行。しかし、99年に嵐がデビューしたことによって、発展的に解消した。誰もが驚いたのは、嵐から生田が外されたこと。当時を取材した芸能記者は、「嵐のバックダンサーになった生田は、そうとう悔しがっていました」と振り返る。
このおよそ16年後、2015年に生田の主演ドラマ「ウロボロス」(TBS系)に嵐のシングル「Sakura」が起用され、生田は感慨もひとしおだったという。
「ちなみに、ここまで名前が出てきていない大野智クンは当時から才能が抜きんでていたため、京都にオープンしたシアターでロングラン公演『KYO TO KYO』に出演。ステージを任され、京都に住んでいたんです」(前出・芸能記者)。
大野は10代から、エリートだったのだ。
(北村ともこ)