4月25日深夜放送の「AKB48、最近聞いたよね…」(テレビ東京系)に、番組MCのひろゆきが出演。メンバー4人が参加しての下町ロケにて、その存在感が浮き彫りになっていたという。
今回は前週に引き続き「私の事をもっと知って選手権」の後半戦を開催。番組MCながらフランス在住ゆえになかなかAKB48に会えないひろゆきだが、今回は2022年8月の帰国時に収録されていた下町ロケが蔵出しされていた。
「メンバーの下尾みうと一緒に商店街を散策するひろゆき。下尾はひろゆきをもてなすべくウィキペディアで調べてきたものの、整体院に誘おうとすると『ぼく、マッサージ嫌いなんです』と玉砕していました。これで選手権の勝利は遠のいたと思われましたが、最終的にはなんと優勝を果たしたのです」(アイドル誌ライター)
下尾が優勝できた決め手は、商店街にいたおじさん二人との即興芝居だった。おじさんの片方が舞台俳優だと知ると、番組プロデューサーは即興芝居を提案。「今ぁ!?」と下尾の腰が引けるなか、番組Pは「ひろゆきさんが設定作るから」とあくまで強引だ。
その提案に乗ったひろゆきは「人殺しの女性を尋問する警察官」との設定を考案。さっそくおじさん二人と下尾で即興芝居を始めたところ、出来栄えは残念ながらグダグダに。それでもひろゆきは「すごい劇場っぽい! 小劇場っぽいと思って」と激賞し、下尾が見事、優勝したのだった。
「ひろゆきがAKB48メンバーと仲良さげにロケをこなす姿には、未だに驚く視聴者も多いことでしょう。ただひろゆき自身はアイドルを見下すことも、AKB48だからといって身構えることもなく、自らの役割を淡々とこなしているだけ。今回の即興芝居では商店街で出会ったおじさん二人のポテンシャルをすぐに見抜き、下尾の引き立て役に抜擢した形です。その眼力こそ彼が言論人として重宝される理由の一つではないでしょうか」(前出・アイドル誌ライター)
そんなひろゆきに加えてもう一人見逃せないのが、ひろゆきを同番組に担ぎ出した高橋弘樹氏の存在だ。テレビ東京のプロデューサーだった高橋氏はカメラマンも兼任しており、今回の下町ロケではひろゆきに即興舞台のお題を考えるよう無茶ぶり。ひろゆき相手にそんなリクエストができるのも、何よりもテレビ番組としての面白さを追求する高橋氏ならではだろう。
だが高橋氏は2月末でテレビ東京を退社し、すでに番組制作からも外れている。今回はたまたま収録済みのロケVTRだったことから高橋氏とひろゆきが共演していたが、高橋氏が去った今、番組側にひろゆきをコントロールできるスタッフがいるかどうかは不明だ。
「ひろゆきの良さを生かすも殺すも、制作側の手腕に掛かっています。もしかしたら今回の下町ロケが、同番組にひろゆきが出演する最後の機会だったのかもしれません」(前出・アイドル誌ライター)
ひろゆき×AKB48という異色の組み合わせは、昨今のAKB48人気復活に一定の役割を果たしたと評価されている。果たしてひろゆきは今後もAKB48に関わっていくのか。今回の下町ロケが面白かったからこそ、ファンとしても大いに気になるところだろう。