東京国立博物館の法隆寺宝物館にて26日、京都発のジュエリーブランド「俄 NIWAKA」のジュエリーをきらびやかに身に着けて登場したのは、女優の中谷美紀。あのアリアナ・グランデが先日グラミー賞で身に着けていたのと同じ3000万円相当のブレスレットと、1000万円相当のイヤリングを合わせて披露した。
京都の石畳をモチーフにしたというこのジュエリーについて、中谷は「長年やっているお茶の広告でお茶のお稽古をする機会や、映画でお茶のお点前をする機会などもあったため、京都や日本の伝統文化にはとても関心があります」としとやかな口調で、京都への思い入れの深さを語った。
実際、プライベートでも京都へは、友人と神社仏閣を訪ねに出かけることもあるのだとか。
順調に進むと見られたそのトークセッションの空気が一変したのは、一億円相当ものジュエリーを目にしたときの中谷の一言だ。
「目も心も奪われ、ジュエリーには本当に“魔物”が住んでいると感じました」
その「魔物」と発する姿はまるで「ケイゾク」の柴田純を思わせるよう。そんな“中谷節”はさらに加速する。
「私自身、“若かりし折はジュエリーなど必要ない、自分自身が輝いているから。”と思っていました」
この発言に呆然とする記者や客たちを前に、中谷は続けて話す。
「しかし最近は、憧れのジャンヌ・モローさんのようにシワクチャの手に映えるジュエリーを見て、ジュエリーは年齢を重ねてこそ似合うものだと思うようになりました。今はジュエリーの輝きをお借りして一緒に輝ける、ようやくそんな年齢になれたなと思っています」
隙のない完璧な美貌と自信を見せ続ける中谷。その“女優・中谷節”はいつまでも失って欲しくないものである。