そのマッパ芸はやはり世界共通言語だったようだ。
お笑い芸人のとにかく明るい安村が、全英を爆笑させた。「TONIKAKU」の名前で出場したイギリスのオーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」(BGT)のシーズン16では、準決勝で敗退するも審査員推薦のワイルドカード枠で決勝進出を果たした。
その決勝では残念ながら、視聴者投票で全11人中の最下位に終わることに。それでもイギリス中に「アイム・ウェアリング…」「パーンツッ!!」のコール&レスポンスを沸き上がらせた安村の活躍に、ネット上のファンはビビッドに反応していたのである。
「BGTの公式YouTubeチャンネルでは、出場者全員のパフォーマンスを動画で紹介。安村がスーパーマンなどのスーパーヒーローに扮した動画は公開3日目で450万回も再生されています。これは決勝進出者のなかで最多の数字であり、優勝したヴィッゴ・ヴェンの225万回に比べて2倍にあたる数字です」(芸能ライター)
そんな安村の動画は公開直後、YouTubeの「急上昇ランキング」で1位になるほどの人気を呼んでいた。
しかも準決勝のパフォーマンス動画も228万回再生となっており、これまた優勝者の数字を上回っているのである。
「それ以上に驚かされるのが、安村がBGTに初登場したときの動画です。4月23日に公開された動画はなんと1159万回も再生されており、さらにはオーディションの動画すら479万回再生という驚異的な数字に。シーズン16で1000万回再生を達成したのは安村のほか、ウガンダ出身のキッズダンスグループ『The Ghetto Kids』の2組だけとなっており、世界的にトップクラスの話題をさらう形になりました」(前出・芸能ライター)
もちろん日本人ファンによる視聴回数の多さも貢献しているとはいえ、さすがに1000万回再生はそう簡単には達成できない数字。いまや安村のマッパ芸は国境を越えたボディランゲージと化しているのかもしれない。