ジャニーズ事務所の7人組グループ、Kis-My-Ft2の北山宏光が、8月31日をもってグループを脱退、事務所を退所することを6月7日に発表した。
そもそも北山はこの夏前に退所すると報道されていた。時期も、5月7日から31日までの、堂本光一主演の出演舞台「Endless SHOCK」が終わった頃、さらに亀梨和也主演の出演ドラマ「正義の天秤 season2」(NHK)の最終回である6月3日過ぎ、ということまで詳細に報じられた、まさにその通りに進んでいたわけである。
「今、北山らキスマイのメンバーは、かなりファンに同情されているようです。というのも、そもそも、『Kis-My-Ft2』ネーミングは、ジャニーズ事務所の創業者の故・ジャニー喜多川氏によってつけられました。北山の『Ki』、千賀健永の『s』、宮田俊哉の『M』、横尾渉の『y』、藤ヶ谷太輔の『F』、玉森裕太の『t』、二階堂高嗣の『2』といったメンバー名の頭文字をとってつなげたわけですが、その言葉の響きは、米国の名ダンサー、グレゴリー・ハインズが、観客の前で、彼が尊敬する歌手兼俳優のサミー・デービスJr.のタップシューズにキスをしたエピソードに由来しているんです。靴にキスしたくなるほど『尊敬される存在になってほしい』という意味合いだそうですが、ジャニーズの性加害問題が冷めやらぬ中、キスマイのネーミングの由来を知るファンが今回の問題を想起しててしまうだけに、同情し、いろいろと気を揉み、心配もしているようです」(芸能記者)
北山は、「残りの人生やりたいことをしたい」というコメントを出しており、実際にもファン向けのコンテンツで、「映画を撮りたい、脚本もやってみたい」という夢を語っている。
北山の退所によってKis-My-Ft2の“Ki”が抜けるわけだが、今後のグループ名の問題も含め、どう再始動していくのか、その推移が注目される。