えっ、これがヒコロヒーなの? そんな声も続出していたようだ。
6月8日放送の「アメトーーク!」(テレビ朝日系)では「霜降り同期芸人」と題して、2011年デビューの芸人7組が登場。若手時代の思い出が語られるなか、ヒコロヒーは仲の良い霜降り明星・せいやとのエピソードを口にしていた。
せいやとは近畿大学で先輩後輩の関係にあるヒコロヒー。学園祭でピンネタを披露し、多くの芸能関係者から名刺をもらうなか、その1枚が現在所属する松竹芸能だったという。
「ヒコロヒーは2回生当時の学園祭で一人コントを披露していたそうです。それをきっかけに松竹芸能に入所し、当時は裏方に回るつもりだったとか。この辺のエピソードはこれまでにも本人の口から語られていますが、学生芸人としてのヒコロヒーがどんな芸風だったのかは、ほとんど明かされていませんでした」(芸能ライター)
番組では1年生だったせいやが学園祭のお笑いコンテストに出場した際、ヒコロヒーがなすなかにしとともに審査員を務めていたと紹介。これもすでに他の番組で紹介されたことのある既出のエピソードだ。
その一方では、今回がおそらく初出しと思われる学生時代の画像も公開。そのヴィジュアルに視聴者が驚いていたのである。
「髪型は今とあまり変わらず、顔つきが少しキツメなのは当時流行っていたメイクの影響でしょう。一方で衣装は大幅に異なっており、黒の半袖シャツが印象的。さすがに二十歳前とあって、ジャケットを舞台衣装にしている現在よりはずいぶんとカジュアルだったようです」(前出・芸能ライター)
それ以上に共演者が反応していたのは「象形文字」と書かれたフリップ。どうやらフリップ芸を持ちネタとしていたようで、現在の芸風からは想像もつかないという視聴者も多かったことだろう。
ただ共演者たちは、そのフリップを意外に感じたのではなく、「あったあった!」という思いで見ていたというのである。
「ブレイクする前のヒコロヒーはフリップ芸も得意としており、2016年6月放送の『「ぶっ」すま』(テレビ朝日系)では、COWCOW善しやゴー☆ジャスらを相手に『第2回フリップ芸選手権』で優勝。むしろ現在のヒコロヒーがフリップ芸を封印していると考えるほうが正解なのです」(前出・芸能ライター)
同期の霜降り明星やハナコがお笑い賞レースで優勝していた2018年~2020年当時、借金が400万円くらいあったと語っていたヒコロヒー。。2021年には完済したことも明かしていたが、現在の売れっ子になった姿しか知らないファンにとっては借金キャラだったこと自体、知られていない過去なのかもしれない。