“ジャニーズ帝国”には、縁ある土地や国をPRする「大使」を担った者が大勢いるのをご存知だろうか?
もっとも異色だったのは、ジャニーズWESTだろう。12月24、25日には、初のドーム公演(大阪・京セラドーム)が決定しノリに乗っているが、歌手デビューした14年には、その大阪を象徴する「粉もん大使」に就任し、お好み焼き、たこ焼きなどの発展に尽力した。
同じ関西で有名なのは、今年がデビュー20周年突入イヤーにあたるKinKi Kids。奈良県出身の堂本剛は、今も「奈良観光特別大使」を務めている。
「当初の任期3年から何度も延長を重ね、8年目に突入したそうです」(芸能リポーター)
堂本剛はソロシングル「縁を結いて」のミュージックビデオを、地元の天河神社で撮るほど、大の奈良好き。同曲の作詞・作曲も手がけたとあって、12年には関西のローカル線・近鉄電車の発車メロディに起用されている(すでに終了)。かつては、「奈良まほろばソムリエ検定」の1級試験に出題されたほど、剛の地元愛は浸透しているのだ。
一方、日本を飛びだし、世界を股にかけたのは、タッキー&翼の今井翼。主演舞台をきっかけに、スペイン語とフラメンコを習得して、日本人初の「スペイン文化特使」に任命された。11年には、NHK教育(現・NHK Eテレ)の「テレビでスペイン語」のナビゲーターを務め、13年にはジャニーズタレントとして初めて大学の教壇に立ち、静岡・日大国際関係学部でスペイン語の語学講義を担当している。
これからは、歌って踊れて、プロモーションまでできるアイドルが重宝されるかもしれない。
(北村ともこ)