これはあくまで演技だと信じたい! そんな声も聞こえているようだ。
6月28日に再放送されたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」第75回では、ヒロインのアキ(能年玲奈)が所属事務所ハートフルの“太巻”こと荒巻太一社長(古田新太)に遭遇。曲の振り付けで意見を求められる場面があった。
そこに現れたのは、太巻がプロデュースするアイドルグループ「アメ横女学園」でセンターを務める有馬めぐ(足立梨花)。いきなりのエース登場にアキは「めんこい、顔小っちぇえ。そして脚長え!」と、めぐの美しさやスタイルに圧倒されたのだった。
「めぐを演じる足立は中3だった2007年に第32回『ホリプロタレントスカウトキャラバン』でグランプリを受賞した逸材。164センチのすらりとした体形で、元々はモデル志望だったこともあってスタイルの良さは観る者を圧倒します。アメ横女学園のモチーフであるAKB48では前田敦子がわりと幼児体形タイプで、大島優子が152センチのミニマムボディでしたが、本作ではヒロインのアキを圧倒させるような存在感をスタイルの良さで表現すべく、足立を起用したのでしょう」(芸能ライター)
その足立は6月26日に、手話パフォーマンスユニット「HANDSIGN」のTATSUと結婚。会見では夫の特技を活かして手話で挨拶を行う場面もあった。70万円したという結婚指輪をカメラに示す場面では満面の笑顔を見せ、その姿は10年前に演じた有馬めぐのエースぶりを彷彿させていたのではないだろうか。
夫のTATSUは「足立さんの笑顔がとても素敵だなと思いました」と語り、その笑顔に魅了された様子。夫婦二人でいるあいだも笑顔の絶えない家庭なのだろう。だがそんな笑顔ばかりではないのかもしれないと、「あまちゃん」を観た視聴者は心配しているというのだ。
「社長の太巻はアキに、めぐのシャドー(代役)をやればいいと提案。めぐに『いいよね?』と確認しました。するとめぐの表情からすーっと笑顔が消え去り、返事することなく『失礼します』とその場を去っていったのです。去り際にアキのほうを振り返っためぐの表情には冷たい炎が燃え盛っており、視聴者は《笑顔の裏ではこんな顔を見せるんだ…》と恐れおののいていました」(前出・芸能ライター)
めぐは自分に絶対的な自信を持つセンター。田舎から出てきたばかりのドン臭い少女が自分のシャドー役に抜擢されるのは、受け入れがたかったようだ。
そこで見せた氷のような冷たい表情。演じる足立も夫に対してそんな表情を見せる時があるのではないかと、視聴者も訝ったはずだ。演技だと分かっていても背筋が凍る場面だったに違いないだろう。