「ふたりが好き。ふたりとも私を好きみたい……」というとき、あなたはどうしますか!? 答えに迷ったときには、ちょっと冷静に自問自答してみましょう。以下の手順で心を整理してみてくださいね。
■どんなときにその人を好きと思うか?を思い出してみる
どんなときにその人に気持ちが傾きますか? 例えば、なかなか来ないLINEが来たとき、すれ違ってばかりだったのにやっと会うことができたときなどでしょうか。そうだとしたら、その恋愛感情は、環境に左右されている“一時の感情”かもしれません。人は「話したいのに話せない」「会いたいのに会えない」という状況にあると、相手を好きと錯覚してしまいがちなのです。
逆に、とても穏やかに連絡を取り合い、順調な関係の中で相手のことが「好きでたまらない」のなら、それは“本物の恋愛感情”なのかもしれません。何らかのアクシデントがなくても、愛し続けられる相手なのですから。
■相手との関係性を思い出してみる
話をしたくてもドキドキしてたまらない? それともなんでも笑顔で話せる関係? どちらも“恋といえば恋”。ただ、話をしたくても緊張してドキドキしてたまらないような恋愛感情は、いずれ消えていきます。もし消えていかないとしたら、そういう相手とは永遠に一緒に過ごすのはなかなか困難です。刺激が強過ぎて、普通のコミュニケーションが取れないですからね。
一方、会うたびに楽しくて笑顔でいられて、話題が絶えない相手なら……? おそらく感覚的なもの、波長が合うのです。波長は大事です。そんな相手との恋愛のほうが長く続くのでオススメです。
■相手との老後の人生をイメージできるかどうか?
あなたの人生設計をしてみてください。1年後はどこでどんな暮らしをしていたいですか? 5年後、10年後は……? ちょっと先かもしれませんが、老後はどこで誰とどんな暮らしをしていたいですか? そのとき、隣にはどんな男性にいて欲しいですか? イメージしてみてください。そして、隣にいて欲しい人はどちらかの男性ですか? 彼の癖や生活習慣、人生観も考えると、ずっと一緒にいられそうかどうかがみえてきますよ。
■この夏、ワクワク楽しいデートをしたいのはどちらの相手?
この夏、楽しく過ごせそうなのはどちらの相手ですか? そして、「旅行に行きたい」「ドライブに行きたい」「海やプールに行きたい」「プレゼントをあげたい」……と考えたとき、パッと浮かぶ顔はどちらですか? その相手を、あなたは心から好きなのです。その究極が、あなたが何か美味しいものを食べたときに「これ、一緒に食べたいな」と思う相手なのです。
いかがでしたか? 恋を理屈で考えることも大事ですが、直観の赴くまま動くことも大事です。いずれにせよ、言葉は悪いですがこのように天秤にかけてみてください。あれこれ考えているうちに、必ず、答えはみつかります。天秤は均衡を保ち続けることはできないんです。そんなときは、天秤の結果を信じることです。行動することです。どうぞ、悔いのないようにね。
安藤房子(あんどうふさこ) 作家・恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テスト作成やメディアでMCとしても活躍中。