業務スーパー(業スー)で謎のハーブソルトボトルを発見。ラベルには「ワールドオブシーズニング」とか「本物のフレーバー」などと書かれていますが、そもそもアメリカンミックス、イタリアンミックス、フレンチミックスっていったい何?ということで、購入してどんな味なのか調べてみました。
まずは「アメリカンミックス」168円(写真左)から。裏の原材料名には食塩、ニンニク、コリアンダー、マスタードシード、黒こしょう、唐辛子、オレガノ、赤パプリカなどが書かれています。オレンジ色の粒はおそらく赤パプリカ。塩やコショウ、マスタードシードは粒、タネのまま。蓋についているグラインダーでゴキゴキしながら使う、というのは3つとも共通です。
香りは、ステーキ屋さんで嗅ぐあの香り。食欲が湧いてくる香りです。そして、唐辛子やマスタードシードが入っているけれど、さほど辛さは感じません。全体的な味としては、バーベキュー風?よく焼いた肉にかけるとおいしいよねこれ、という味。バーベキューだからアメリカンなの?肉や炒め物に合う味わいです。
そして「イタリアンミックス」168円(写真中央)。原材料名には食塩、赤パプリカ、黒こしょう、ニンニク、タマネギ、バジル、オレガノ、マジョラムとなっています。アメリカンに比べ赤パプリカの割合増、そしてマスタードシードがアウト、代わりにバジルやマジョラムがイン。なので香りが全く違う。こっちのほうがハーブ感というかお薬感?何か体に良さそうな香りです。
実際に食べてみると、バジルやオレガノ、マジョラムの効果なのか、ハーブの爽やかさがきいた塩コショウ、といった味わい。薬っぽい香りと感じたけれど、口の中だと爽やかさに変わります。なので、白身魚とかサラダとか、さっぱり系料理にちょっとパンチを効かせたい、という時に良さそう。おそらくですが、ハーブ感強めだからイタリアン?カルパッチョに合うからイタリアン?もしかしたら、ペペロンチーノなどシンプル味のパスタの味変にも合うのかも。
で、どうしてこうなった?なのが「フレンチミックス」168円(写真右)。原材料は食塩、タマネギ、クミン、コリアンダー、黒こしょう、オレガノ、ピーマン、赤パプリカなど。イタリアンのハーブっぽいものがアウト、そしてスパイスがイン、といった感じです。だからなのか、クミン&コリアンダーが強いのか、フレンチってよりもカレー、インド&パキスタンっぽさを感じてしまう味。香りもインド料理の店に漂うあの香り、という感じです。
なので、魚でもお肉でも、エスニックな味にしたい時に活躍しそうなフレンチミックス。ここまでの、バーベキューだからアメリカン、ハーブだからイタリアン、の流れでいくなら、フレンチじゃなくてインディアンじゃね?とツッコミを入れたくなります。
とはいえ、3つとも、肉や魚はもちろん、サラダやソテーなどにプラスすることで、プロっぽい味わいにしてくれる便利なハーブソルト。みんなでワイワイ食べる時とか、アウトドアで料理を楽しむ、という時に3つそろえて持っていけば、国別対抗・味変を楽しめておすすめですよ。
(ロドリゴいしざわ)