空腹でいつもの自分らしさを失っている登場人物が、そのチョコレートバーを食べるといつもの自分を取り戻す、というCMをシリーズ展開しているスニッカーズ。これまでにも沢尻エリカ、亀田興毅、内田裕也、泉ピン子など、自己主張の強い際立ったキャラクターの持ち主が高圧的な態度を演じて話題になってきた。その最新作に登場しているのは、女優の三田佳子だ。
「三田が『私は女優なのよ!』と立腹するシーンは40代以上の人にとってはクスッと笑えるシーンですが、実はそれ以下の年齢の人にはあまりピンときていないと聞いています。三田は84年公開の映画『Wの悲劇』で女優としての評価を確立し、86年放送の大河ドラマ『いのち』で国民的女優として認識された感が強いですからね。若年層は『あの毒舌マツコ・デラックスが大物女優とあがめる女優だから本当にすごい女優なんだ』と認識しているようです」(広告代理店社員)
「請われれば応えずにはいられない。断ったら女優の名がすたると思ってしまう」とつねづね語っている三田。このCMオファーを請けたのも、そんな心意気からかもしれない。