広末涼子との不貞が明るみに出た鳥羽周作シェフに密着したドキュメンタリー映画「sio/100年続く、店のはじまり」が7月7日から愛知・刈谷日劇にて2週間限定で公開される予定だったが、5日になって上映が中止されることが発表された。映画予告動画(中止を受けて削除ずみ)には、鳥羽氏の妻子がはっきり映り込んでおり、同作の森田雄司監督は不貞発覚後の映画公開について、自身のツイッターで「当事者のご家族の気持ちを考えるとあの映画は、今は世に出すべきではないと僕は思っています。撮影に協力してくれた方々の恩を仇で返すようなことにはしたくありません。どうか正しい判断がなされることを切に願います」と主張していたことが、大きく影響したと思われる。
世間が息をひそめてこの不貞劇を見守っている中、6月30日放送の「美輪明宏 愛のモヤモヤ相談室」(NHK Eテレ)で不貞夫から別れを切り出された妻へのアドバイスに、鳥羽氏が不貞発覚以降連絡をとらないでいるという鳥羽氏の妻のことも思い浮かんでしまうと反響を呼んでいる。
番組には結婚して20年以上になるという夫から、1年ちょっと前に、突然「好きな人ができたので離婚してほしい」と言われた女性が登場。子どもがいるので絶対に離婚はしたくないと思っていたが、もう身を引いたほうがいいのかなとモヤモヤしているという。この女性の相談に美輪は「身を引くという言い方はやめたほうがいいですよ。あなには独立国家としてのプライドがあるんだから」とまずはひと言。「あなたのほうから『精神衛生上悪いからね、2人とも出て行ってちょうだい。道ならぬ連中とつき合ってるヒマはない。汚らわしい』というふうなプライドで、物事を見てみてくださいよ。そうすると違うものが見えてくるはずでしょ」と語りかけた。さらに、「ご主人だけに全部寄りかかってたから大変なんですよね、今、あなた」「自分を取り戻さなきゃ」と相談者の心に寄り添い、相談者の状況とよく似た「Bon voyage」というタイトルのシャンソンの、美輪が日本語訳した一節を歌った。
また、「ケンカ別れしちゃダメですよ」と忠告し、「『病気しないようして。健康に気をつけてね』そのひと言が折りに触れてあなたを思い出すと思いますよ、ご主人は」とアドバイスした。
「ネット上には『美輪さんの言葉が沁みる』『汚らわしいって言葉、人が話しているのを初めて聞いた。きついけどいい言葉だな』『愛をもって送り出せるプライドかぁ』『そうできたらいいよね。ちょっとまだ時間かかりそうだけど』『キャンドル・ジュン氏や鳥羽シェフの奥さんもこう考えられたらいいよね』といった声があがっているようです」(女性誌記者)
愛は厄介だけれど、温かくて優しい。