7月17日、俳優の成田凌が主演を、女優の小芝風花がヒロインを務めるドラマ「転職の魔王様」(フジテレビ系)の初回が放送された。
同ドラマは、成田演じるキャリアアドバイザーの来栖嵐が、毒舌で求職者の心を折りながらも、働く希望と自身を取り戻させるという“転職爽快エンターテインメント”。
小芝が演じる未谷千晴(ひつじたにちはる)は、新卒で大手広告代理店に入社したものの、3年足らずで退職。叔母の落合洋子(石田ゆり子)が経営する転職エージェント「シェパード・キャリア」で転職活動を始める。
「千晴は自分を担当した来栖に、転職に対する焦りを見抜かれ、辛辣な言葉を投げかけられてしまいます。『人の意見ばかり優先している。自分に自信がなく決断できないから。自分の価値ぐらい自分で決めたらどうですか』などと言われ、千晴は反感を持ってしまう。ところが、来栖が自分の味覚障害を見抜いたことをきっかけに、千晴は上司のパワハラに遭っていたことを明かすんです」(テレビ誌ライター)
言いたい事を口に出して言えないという繊細な役柄を演じる小芝に対し、ネット上の視聴者からは4月期の小芝の主演ドラマ「波よ聞いてくれ」(テレビ朝日系)と比較して驚く声が上がっている。いわく「これまでミナレだったのにギャップがスゴいな」「清楚な黒髪・スーツ姿の風花ちゃんやっぱり可愛い」「前作と180度違うビジュアル・キャラにギャップ萌え!」「大人しそうなキャラだけど、これから心の強さが出てきそうな展開が楽しみ」などなど─。
「『波よ─』では、派手な金髪・ファッションに早口でまくしたてる“やさぐれ”キャラの鼓田ミナレを演じて評判になった小芝。当時メディアのインタビューに『私は自分の発言がどう思われるかよく気にしちゃう。でもこわがって何もできないよりは、やりたいことをやって世界を広げたいですよね』と語っていましたが、この経験が演技の幅を広げることにつながっているのでは」(前出・テレビ誌ライター)
これまで自分の言いたいことも言えなかった千晴だったが、来栖の“荒療治”によって自身の意見を言えるようになった。そこで当面転職活動は休止して、「シェパード・キャリア」で見習いとして働きながら、自分を見つめ直すことになったのだ。
千晴がこれからどう変わっていくのか。一回り成長した小芝がどう表現するのか、これからの展開が楽しみだ。
(石見剣)