10月スタートのドラマが出そろった中で、異例の大逆転を遂げたのが、新垣結衣主演ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)だ。初回視聴率10.2%から12.1%と、約2ポイントも躍進した。
しかし、“アラサー女優対決”として注目されていた石原さとみ主演ドラマ「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」(日本テレビ系)は、初回視聴率12.9%の好発進だったのにも関わらず、第2話は11.2%と後退してしまった。
その原因を探るべく、視聴者たちの意見を見てみると、石原に対しては「ぶりっ子が鼻につく」「石原の演技って、なんかギャーギャーうるさい感じで苦手」など、アンチの意見が目立った。
一方、新垣に対しては「ガッキーに癒される」「ガッキーかわいい」「ガッキーって天使だ」など、男女問わず好意的なコメントが多かった。
芸能記者は「石原と新垣の人間性が、視聴率に反映されたかもしれない」と言ってこう続ける。
「今回の役柄設定も影響していると思いますが、石原の可愛さにはなんとなく“媚びている感”があるんですよ。バラエティ番組での振る舞い方を見ていてもそうですが、そんなところを視聴者は敏感に見透かしているのではないでしょうか。それに比べ新垣は、自然体。その可愛さに惹かれるんだと思います。また、ドラマの設定として『地味に~』は、“ありえない設定”と校閲に従事する人たちからブーイングが殺到している。一方、『逃げる~』は、“こんな形の結婚があってもいいかな”と共感できることもポイントが伸びた理由だと思います」
“アラサー女優対決”は、新垣圧勝となるか、今後さらに注目されそうだ。