2022年7月、YouTube界に突如として現れたのは、スパイダーマンのコスプレで様々なネタ動画を披露しているスパイダーメーンだ。
チャンネルでは主にショート動画を投稿しており、海外でバズったネタをもとに構成された面白動画の再生数は2億回を超えるものも。チャンネル登録者数は現在1120万人であるが、日本人としては最速で1000万人に到達したことで記録を更新した。
動画の中で本人は顔出しはしておらず、セリフもなく、たまに口元が映るのみだったものの、実はその正体が登録者数212万人超えのあのイケメンYouTuberだったというから驚きだ。
「彼の正体は、『ヴァンゆん』としてカップル系YouTuberとして活動していた元バンドマンのヴァンビだったんです。以前から視聴者の間では、ホクロの位置や部屋のソファ、絵の配置が同じだということで、『スパイダーメーンはヴァンビではないか?』と、ウワサされていました。そんな彼が8月5日、満を持して自身のYouTubeチャンネル上で、スパイダーメーンは自分であることを報告したんです。動画によると、『今まで培ってきた自分の知名度だったり、ヴァンゆんの知名度だったり、そういったものをいっさい使わずに自分の力で何かを達成するっていうことに意味がある』と思い、ヴァンビという名前はいっさい出さずにこれまで活動してきたそう。このチャンネルを始めたきっかけとして、じゅんやなどのTikTokerがYouTubeに参入し、ランキングトップにいることが悔しかったと涙ながらに語っていました。この動画を見た視聴者からは、『自分の元々の知名度を一切使わないで日本一になったのマジでカッコ良すぎる』『YouTuberとして2回も成功してるのすごい』『感動しすぎて涙が止まらん』と、1万4000件を超えるコメントが寄せられています」(YouTubeライター)
相方・ゆんがYouTubeグループ・Fischer’s-フィッシャーズ-のメンバー・シルクロードと結婚したことで、「格上のYouTuberに寝取られた」などと叩かれていたヴァンビ。コンビの活動休止中に別のYouTuberとしてデビューし、日本一の記録を達成するとは、視聴者は思いもよらなかったことだろう。
(佐藤ちひろ)