これまで、堂本光一や滝沢秀明らジャニーズ事務所の先輩の舞台への出演やコンサートでのバックダンサーなどの活動をしてきた五関晃一、河合郁人、戸塚祥太、塚田僚一、橋本良亮の5人で2008年に結成されたA.B.C-Z。
以来、舞台を中心に活動していたが、14年6月から放送されたグループ初の主演ドラマ「魔法★男子チェリーズ」(テレビ東京系)をきっかけにレギュラーラジオ番組やテレビ出演が増えた。いまや認知度は急上昇中で、日生劇場で定期的に行われている舞台のチケットは、入手困難のプラチナチケットと化しているそうだ。
その裏には“嵐離れ現象”が起きていると芸能記者は言う。
「ジャニーズファンの人たちに取材すると、嵐のファンだった人たちが、いまやA.B.C-Zの応援に力を入れているそうです。嵐は年間20公演ほどしかなく、そのチケットは超入手困難。ファンにすれば、1年に1回行けるかどうかです。けれども、A.B.C-Zの舞台は年間20日間、その他ジャニーズの舞台が20日前後ありますから、直接舞台を見て応援することができる。嵐のファンをやめたわけではないが、CDやDVDを買うならA.B.C-Zのほうを選ぶそうです。ファン心理としては“実際に会えるアイドルの方が親近感を覚えるし、だからこそより応援する”ということなのでしょう」
確かにコンサートや舞台の醍醐味は画面からは伝わりにくい。ファンにとって“生の空気感”は応援する大事な要素なのだろう。