今回は、参議院議員であり、パリ視察でのオフショットをSNSにアップして物議を醸している、今井絵理子さんについて占ってみたいと思います。占うにあたり、使用するのは今回もホロスコープ。ホロスコープというのは、西洋占星術に欠かせない星の配置図のこと。その人が生まれた瞬間に、どの星がどの場所に位置していたかを見ます。それを分析することにより、その人の性格や人生、意識、好み、価値観、才能、恋愛、仕事等、詳細がわかるとされているのです。また、過去・現在・未来についても占うことができます。
では、さっそく今井さんのホロスコープを見ていきましょう。今井さんの太陽は、乙女座にあります。つまり、乙女座生まれということ。乙女座の基本的な性格は、几帳面でマジメ、ルールに従い、常識的な考えや行動を良しとする…などなどで、およそSNSでのハシャギぶりが想像できません。ところが、感情や好み、感性などを表す月が、魚座にあるのです。魚座は周囲からの影響力を受けやすい星座であり、ムードに酔って過ちを犯すことも。おそらく今井さんは、心の底では「マジメに視察の仕事をしなきゃ。ハメを外したりなんかしないぞ」と思っていたはずです。が、パリの魅力に圧倒されたのか、はたまた周囲のハシャギっぷりを見てだんだん染まってしまったのか、あのようなオフショットをアップしたのでしょう。周りに流されやすい面が、ハッキリと出てしまった瞬間だと思います。
そんな今井さん。政治家失格かというと、そんなことはないようです。なぜなら、実務能力が非常に高いから。これは、今井さんの水星が乙女座にあることからわかります。知性や言語、コミュニケーション能力などを表す水星ですが、もともと乙女座の守護星。そのため、乙女座特有の知的能力をフルに発揮できるはずです。乙女座がもつ知的能力として挙げられるのは、細やかな観察眼と分析力、データを基にした総合判断力など。数字にも強いはずですから、本来なら経理の仕事や秘書的な仕事に向いているといえるでしょう。
さらに乙女座は、人に何かを教えるのがうまいという特技ももちます。そういう意味では、教師や教育係、指導者向きでしょう。ここでいう指導者とは、政治的リーダーというよりも、ルールや規則に則り、人々を正しい道へ導く…という役割を果たす人です。優れた政治家というのは、政治的指導力があるだけの人物ではないと私は考えています。清濁併せ呑むことができ、度量が大きく、時には汚れ役も引き受け、さらにはカリスマ性も必要ではないでしょうか。その点を考えると、マジメないい子ちゃんでは政治家として大成しづらいといえます。今井さんの場合、大物政治家の補佐役として支え、ブレーンやときにはフィクサーとしての役目を果たすのがベストかもしれませんね。
もう少し掘り下げてみましょう。今井さんの情熱やエネルギーを表す火星、愛情や楽しみ、快楽を表す金星が獅子座にあります。獅子座は自他ともに認める目立ちたがり屋で、自己表現や自己アピールに優れた能力を発揮する星座。エンタメ業界に獅子座生まれの片が多いのも納得です。もし今井さんが、政治の世界で大成しようと考えているなら、芸能界で磨いたアピール力や培った知識、積んだ経験をとことん生かすことをおすすめします。
(三田モニカ)
8月1日生まれ。獅子座。A型。占術家。アロマテラピーアドバイザー。早稲田大学第一文学部西洋史学科卒業。占い情報誌の編集プロダクションを経て独立。西洋占星術、血液型診断、タロット等のロジックを応用した開運術を提唱。著書に「A型人間の頭の中」「B型人間の頭の中」(いずれも青志社)など。