堺雅人主演ドラマ「VIVANT」(TBS系)の第8話が9月3日に放送され、世帯平均視聴率は14.9%と今作で最高視聴率を更新した。
第8話では、仲間を射殺してまでテロ組織「テント」のアジトに潜入した自衛隊の陰の諜報部隊「別班」の乃木憂助(堺雅人)が、一緒に囚われた別班仲間の黒須駿(松坂桃李)を射殺するよう、「テント」のリーダーで乃木の父、ノゴーン・ベキ(役所広司)に命じられる。
その直前、ベキの息子・ノコル(二宮和也)は、乃木に渡されたベキの銃と自分の銃を交換。黒須に銃を構えた乃木だったが、打ち損じてしまう。
しかし、親子最後の記憶やDNA検査を経て、ベキの実の息子だと判明した乃木は、IQの高さなどを買われてテントに協力するよう要請される。その過程で乃木は、テントがテロ行為を請け負うことで収益を得て、その金で国内の孤児たちを救っているということを知る。さらに、ベキが運営する孤児院で、皿の上の米を持ち上げた乃木は、その量が報告より少ないことを暴いたのだった。
この展開に視聴者からは「乃木は渡された銃に弾が一発しか入ってないことを重さでわかってわざと一発目を外した。ご飯の重さのくだりでそれがベキにバレたよね。親子といえども腹の探り合いにハラハラする」「銃の重さで弾数をわかっていたって、ベキもあそこで理解したんだね。仲間を裏切らない別班の立場ってのもわかっちゃったね!」など、伏線の読みに盛り上がった。
「この日は、放送中に重大発表があると話題になっていました。しかしそれは、次週9月10日放送前に生放送特番をやるというものでした。視聴者は、肩透かしをくらいましたが、同じ10日の同じ時間帯で『ラグビーワールドカップ2023』(NHK)の初戦が放送されます。その対策として、生特番を企画したのではないかとの見方もありました」(テレビ誌ライター)
9月10日放送の「VIVANT」。ラグビーとの視聴率争いが注目されそうだ。