W杯で48年振りに五輪出場権を獲得したバスケットボール日本代表。その立役者の一人として大活躍した渡邊雄太選手について語った、妻でフリーアナの久慈暁子。
久慈は自身の古巣・フジテレビの情報番組「めざまし8」の9月4日放送回の取材に応じ、カボベルデ戦で涙を流した夫の姿に驚かされたと告白。「涙を流したり、弱音を吐いたり、私は見たことがなかった」とし、「日本代表を引っ張ってきた彼が言う『パリオリンピックに連れて行けなかったら引退する』っていう覚悟は受け止めてた」と語る。
また、右足首に加え、左大腿部を痛めながら満身創痍で戦ったことにも「(夫に)電話して『本当に大丈夫なの?』って聞いたら、『検査もしてるし、大丈夫って言われてるから、ここはやりきる』っていう話をしていて、本当に気持ちが強い人だなと改めて思いました」とコメント。最後は渡邊に向けて「本当にとにかく、『お疲れ様』ということと、『おめでとう』ということですね」と祝福し、大会前の雰囲気については「ある意味、戦争に行く人みたいな気合いの入り方だった」とも説明していた。
「久慈は2日に自身のインスタグラムからも渡邊とのツーショット写真を掲載し、『I’m soooo proud of you(あなたをとても誇りに思う)』と綴り興奮冷めやらぬ様子でした。ただ、『めざまし8』で語ったコメントでは、『日本代表を引っ張ってきた』『ある意味、戦争に行く人みたい』などの表現に対し、違和感を指摘する声も少なからず見受けられました。『日本の勝利のために頑張ってくれたのは渡邊選手だけではありませんよ?キャプテンだって牽引してますから』『監督が全員がMVPと言ってるチーム。皆が素晴らしい活躍をし、チームのキャプテンは富樫選手』などの声や、『軽々しく戦争に行く人みたいとか…』『この瞬間も現実の戦地に赴く人がいる今のご時世で迂闊にも言ってしまうあたり、浮かれすぎてる感じがよく分かる』『そこは“戦い”で良かったんじゃないんでしょうか。アナウンサーされてたのに言葉のチョイスが…』と、不適切な表現だとする反応が多く上がっています」(テレビ誌ライター)
“愛する夫”の活躍に感動するあまり細かいことまで気が回らなくなってしまったのかもしれないが、このちょっと苦い経験を活かし、来たるパリ五輪では思わぬ批判を浴びることのないよう祈りたいところである。
(木村慎吾)