あんまり笑わない人っていますよね? 付き合い初めの頃は「まだお互い馴染めていないからかな?」と思うとしても、少し時間が経っても変わらない……。「カレは私といても楽しいのかな……」と不安に感じる女性も少なからずいると思います。では、笑わないカレの深層心理って、いったいどういうものなのでしょうか。
■マイペースなタイプで、実はカレなりに楽しいと感じている
しっかりと“自分”を持っていて、周囲には惑わされないタイプです。どんなに好きな人と付き合っても、恋愛は恋愛として楽しみ、自分の時間をとても大事にします。恋愛において、好きな人の意見や感情をちゃんと理解して受け止めてはいるのですが、「なるほど、君はそうなのね。僕はね……」と、自分は自分というニュアンスで話すことが多いです。
そんなカレは、恋愛において“一心同体”を求めません。「他人は他人、自分は自分」がはっきりしている人で、それは恋愛を楽しんでいないわけではないのです。
■実は臆病で、本当の自分を全部見られることを恐れている
カレはもしかしたら、過去に誰かから強く否定や非難をされたことがあるのかもしれません。本当の自分を見せることに抵抗があるのです。多くの女性は、相手には「もっと本当の自分を見せて欲しいのに」と思うことでしょう。カレだって大人ですから、自己開示することが周囲とのコミュニケーションを円滑にしていくことは理解しているはずです。それなのにしないのは、しないほうがカレにとって「居心地がいい」からなのです。
人によって、他人にどこまで素直にできるかは違いますよね。そんな気持ちを理解しながら、無理強いせずに優しく接し続けるのがいいと思います。カレと部屋を行き来する関係なら、あなたの部屋にカレが好きな飲み物をストックしたり、カレが好きな部屋の環境にしたりしてみてください。それだけでうんと心は緩み、笑顔を見せてくれるかもしれませんよ。
■常に自分のクリエイティブな思想に没頭している天才肌かも!?
何をしているときにも、頭の中では違うことを考える人がいます。自分が成し遂げたい夢や目標が強い人ほど、そうした未来のことを四六時中考えているのです。いわゆる“天才肌”の人ですよね。
例えば、ある有名な作家さんは、台所で食器を洗いながらいろいろと物語を空想して作品化もするそうです。おそらく、普通の人なら洗い物に集中するはず。何かぼんやりと考えてはいても、それを作品化するほどにはなかなか至りませんよね。
また、ゴルフや会食をしながら、頭の中は自社の次の一手をどう打っていくかで頭がいっぱいという経営者も少なくありません。そういう人たちは、心をひとつの出来事だけに傾けることはあまりしませんので、自然と笑顔が少なくなりがちです。もしかしたら、あなたの笑わないカレも、そんな天才肌なのかもしれませんね。
いかがでしたか? よく笑う人は、好きな人にも笑って欲しいもの。でも、人はそれぞれ「どの程度笑いたいか」については、かなり違いがあるんですよね。十人十色、千差万別です。
なので、カレがあまり笑わないからと、あまりそこだけに焦点を当てないほうがいいですよ。もし、あなたが笑いにばかり着目をしてよく笑う人と付き合ったとしても、今度はその人は恋人になると笑わない人かもしれませんしね。
自分の価値観の中にカレを閉じ込めないのが、恋愛がうまくいくコツなのです。
安藤房子(あんどうふさこ) 作家・恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。自己肯定感アップ術や詩作、色彩心理学を通したセラピーの他、姿勢改善や呼吸法、ストレッチやダイエット術など心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テスト作成やメディアでMCとしても活躍中。