福島第1原発の処理水海洋放出を巡る安全性について様々な意見が上がる中、自民党の小泉進次郎元環境相によるパフォーマンスに意外な角度からの称賛が集まっている。
小泉氏は9月3日、福島県南相馬市の坂下海岸で開催された小中学生対象のサーフィン教室に参加。学生時代にサーフィンを経験していただけあり、自身のインスタグラムからも慣れた様子で波に乗る動画をアップ。「地元の子どもたちとサーフィンをしました。処理水放出後、多くのサーファーは変わらずに地元の福島の海でサーフィンを楽しんでいます。今日の子どもたちの楽しそうな姿をみてください!」とも綴り、現地の魚介料理を楽しむ姿も公開した。
また、今回の処理水放出に「福島県外・海外の一部の心ない、科学的根拠のない批判」もあると示しつつ、みずからは「これからも福島でサーフィンします」と報告している。
「実際に現地の子供たちとサーフィンを楽しむ姿を発信したことには、ネットから『政治家でする行動としては大胆でイイと思う!』『魚食べて美味しいですよアピールは誰でもできるけど、サーフィンはかなり難易度高めで好印象』などと好評です。また、小泉議員といえば、環境大臣だった2019年に国連気候行動サミットへ参加した際、『気候変動のような大きな問題への取り組みは、楽しく、カッコよく、そしてセクシーでもあるべきだ』と発言。当時は不適切な表現だとして批判もされましたが、処理水の安全性をダンディーなサーファー姿でアピールしたことから『進次郎、汚染水放出問題をマジで“セクシーに”解決してる』『ものすごいクールで見事な伏線回収を見た』『あの時の発言がフリになってたとは…』などと驚く反応が上がっています」(テレビ誌ライター)
普段は、ぼんやりとした抽象的なコメントが多く、独特な言い回しが「ポエマー」とヤユされることが多い進次郎氏。今回の「環境問題対策」対策のスタイルは確かに「カッコいい」!?
(木村慎吾)