彼女は何も悪くないのに…そんな同情の声も広がっているようだ。
中古車販売業者でまたもや問題発覚だ。なにかと世間を騒がせているビッグモーターに続いて、業界2位のネクステージにも文春砲が炸裂し、保険契約を巡る不正が発覚。9月8日には国土交通大臣が事実関係の確認に乗り出す方針を明らかにしていた。
そのネクステージでは9月11日、浜脇浩次社長が辞任したと発表。浜脇氏はビッグモーター出身で、中古車業界の相次ぐ不祥事には厳しい視線が注がれている。その状況で、中古車業界とは何ら関係のないドラマ主演女優がトバッチリ被害を受けているというのである。
「放送中のドラマ『何曜日に生まれたの』(テレビ朝日系)で主演を務める飯豊まりえに対して、お門違いの批判が寄せられています。彼女がネクステージのCMに出演していると勘違いした人たちから《もはや降板だな》《トラブルに巻き込まれたか》といった声があがっているのです」(芸能ライター)
一部のメディアではネクステージの不祥事を報じる際、同社のCM画像を掲載している。だがそこに写っているモデルはどう見ても、飯豊とは思えない人物だ。
それなのになぜ飯豊が、ネクステージのCMに出演していると勘違いされているのだろうか。それはあくまで偶然の産物だというのである。
「飯豊は2021年、『VIAGEビューティアップナイトブラ』のテレビCMに出演。同製品を手掛ける株式会社HRCは、ネクステージGroupの通販事業部門になります。そのネクステージGroupは、中古車販売のネクステージとはまったく関係のない別の会社なのです」(前出・芸能ライター)
なにもわざわざ同じ社名にしなくても…と思う人もいるかもしれない。しかし日本には約367万社という膨大な数の法人があり、同名の法人はまったく珍しくない。
実際、「ネクステージ」を名乗る法人は全国に202社もあるのが現実。しかも中古車販売の「ネクステージ」と、飯豊がCMに出演している「ネクステージグループホールディングス」は、厳密には社名も異なっているのである。
それでもネット上には、第一印象で芸能人などの著名人を批判する投稿が少なくない。今回の一件は飯豊にとってはもちろん、社名で勘違いされてしまったネクステージGroupにとっても、迷惑至極な話だろう。