フジテレビは10月期の木曜ドラマに大きな期待を寄せているようだ。9月12日発売の「週刊女性」によると、ドラマのタイトルは「いちばんすきな花」。プロデューサーは村瀬健氏、脚本は生方美久氏と、昨年10月期の同枠のドラマ「silent」を大ヒットに導いた2人が再びタッグを組むことに。
「『silent』は放送中にX(旧ツイッター)の世界トレンドになることもしばしば。見逃し動画TVerのお気に入り登録者数は歴代最多を記録するなど大きな話題に。それだけに今回も大注目されることを目論んでいるでしょうね」(テレビ誌ライター)
主演キャストとして発表されているのは、多部未華子、松下洸平、そして神尾楓珠の3人(12日現在)。記事によると、主演はもう1人おり、異例の“クアトロ(4人)主演ドラマ”になるという。残り1名については今田美桜と報道されているが、フジテレビは同誌の問い合わせに否定はしなかったという。
はたして、同作が異例の4人主演となる理由は何か。村瀬プロデューサーは4日に行われた記者会見(この時はまだ神尾楓珠は発表前)で、非公開キャスト2人について「豪華な忙しすぎる方が出てくれる」と発言していた。
ここで懸念されるのは、3人目として発表された神尾だ。神尾は昨年末、出演していた舞台や決定済みのドラマ・映画を次々降板して騒動に。降板の理由として、働きすぎによる心身の不調が原因と取り沙汰されていたのだ。
「神尾さんは7月期ドラマ『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)で復帰しましたが、同作は男女8人が描く真夏の恋物語という設定。8人もの大人数が主要キャストとなるのは、体調に不安がある神尾さんに問題が起きても対処できるようにという思惑があったのではと報道されていました。今回も4人のうちの1人というのは、忙しすぎる神尾さんへの懸念がまだ払拭できていない証しなのかも知れません」(前出・テレビ誌ライター)
“8人のうちの1人”から、“4人のうちの1人”へ。逆に信頼度を回復したと言えなくもなさそうだ。
(石見剣)