みずからを「SMAPの敗戦処理」担当だと考えていた!? 爆笑問題の太田光が、9月17日、相方・田中裕二とレギュラーを務めるラジオ番組「爆笑問題の日曜サンデー」(TBSラジオ)で嘆いている。
この日のゲストは元SMAPの俳優・稲垣吾郎。太田は稲垣との印象深いエピソードとして、2001年に出演した「SMAP×SMAP(スマスマ)」(フジテレビ系)の人気コーナー「BISTRO SMAP」の再収録を挙げた。再収録の理由は「吾郎ちゃんが何かで出られなくなっちゃった」だったとか。
「01年は稲垣が道交法違反などの容疑で逮捕(のちに不起訴=起訴猶予=処分)され、活動を自粛。その影響で、直前にゲスト出演していた爆笑問題は、急きょ『BISTRO』を撮り直さなければならない状況になったんです」(芸能記者)
太田に対し、当時の苦い思い出について稲垣は「(復後に)楽屋に挨拶というか、“すみません、再撮になってしまって”と言った時のお2人のすごく優しい…(対応)」と感謝していた。爆笑問題は、稲垣が自粛に入る直前だけでなく、復帰直後の放送回にもゲストとして出演した。
さらに、09年に同じく元SMAPの草なぎ剛も公然わいせつ容疑(のちに不起訴=起訴猶予=処分)で逮捕されたのだが、太田は「剛の後もオレら(『SMAP×SMAP』の)ゲストだからね?」と蒸し返し、「都合良くオレらを呼ぶんだよね。誰もブッキングできなくて、オレらが行くんだよ。何?その敗戦処理みたいな」とグチを連発している。
「爆笑問題が所属する『タイタン』は、もともと太田と田中の活動を支えるために発足した個人事務所。トップを務めるのは太田の妻である光代社長で、ジャニーズ事務所からすると、小回りが利き、突然のキャスティングにも対応しやすい点が重宝されるのでしょうか。また、太田自身、ジャニーズの中でも同期にデビューしたSMAPの大ファンであることを公言しており、彼らが苦境の時は配慮のある空気を作り上げるところも“敗戦処理”にはピッタリ。世間からも『爆笑問題さんのお人柄と、SMAPとの関係性が良かったからでしょうね』『なんだかんだ爆問は超一流』『稲垣吾郎の不祥事にも踏み込めるのは太田さんくらい』などと好意的に見る向きが多かったですね」(テレビ誌ライター)
当時のSMAPが何度かのピンチを乗り越えられたのは、“都合のいい”爆笑問題の活躍も大きかったと言えそうだ。
(木村慎吾)