驚きの振る舞いは、キャラなのか地なのか…。元プロ野球選手でタレント・長嶋一茂による収録中の“暴言”を、共演したお笑い芸人・出川哲朗が暴露している。
出川と一茂は9月26日に放送された「ザワつく! 路線バスで寄り道の旅」(テレビ朝日系)に出演し、鎌倉の由比ヶ浜を訪れると、出川が別番組での一茂の“態度の悪さ”について語り始めた。
それは、出川の冠番組「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」(テレビ東京系)に一茂がゲスト出演した時のこと。一茂は「路線バスで寄り道の旅」の中で、“充電旅”を「あっちのロケ、結構大変なんですよ。充電ロケ。なかなか過酷で、哲ちゃん大変」と説明するも、これに出川は苦笑しながら「違う違う」と何か言いたげな様子で反論した。
続けて、「『あっちのロケ大変』とか言ってるでしょ? 実際はね、8時間くらいずっと走ってくれて、普段よりもロケを頑張ってくれたんだけど。バイクの調子がちょっと悪くなったら、『哲っちゃん、もういいだろ? オレ、帰るわ』って。ゴールの前でね」と、一茂が現場で不機嫌になったと思しき言動を取ったと告白。
その場が「ちょっとすごい空気になった」とピリついたようだが、出川によれば、一茂は構わずスタッフへ「おい! もう8時間もロケやってるんだよ。これで編集できないんだったら、お前ら才能ねぇわ」と暴言を浴びせたというのだ。
これには、共演したサバンナ・高橋茂雄が「最低ですよ」と突っ込んだ。一茂は「哲っちゃんの番組だからやってるっていうのはある」と、あくまで“悪態キャラ”を演じただけと釈明していた。
「そもそも『充電させてもらえませんか?』は、長時間に及ぶ長旅を前提にして、目的地に無事にたどり着けるかどうかの“過酷さ”が見どころ。たとえパフォーマンスだったにせよ、一茂の言動は視聴者からすると“ズレた演出”に映るんじゃないでしょうか。実際、『路線バスで寄り道の旅』の視聴者からは『見てて気分が悪い』『同行してお世話になってるスタッフに“才能ない”って、自分のことじゃん…』『完全にハラスメント』との辛辣な感想がネット上に続出。また、一茂の、出川の番組だからワザと悪態をついたとする説明にも『このご時世、それじゃマズイから“わざと言った”体にしたって気がする』と、普段のバラエティー番組での言動から、“地では?”と感じる人が多かったようですね」(テレビ誌ライター)
昨年11月に“充電旅”へ参加した際に、電動バイクの免許証を忘れ、出川に土下座する一幕があった一茂。この時は結局ママチャリで行けるところまで行くことになるも結局リタイヤしていた。今回の“暴言”の真相は不明だが、次回、同番組に出演する時は、気持ちよく走り切っていただきたい。
(木村慎吾)