まさに“令和の天才子役”だ。10月8日に「自由が丘女神祭り2023」の特設ステージで開催されたトークショーに、今冬公開予定のアニメ映画「窓際のトットちゃん」(東宝)の主人公・トットちゃんを演じる大役に抜擢された大野りりあな(7)が登壇。司会者と八鍬新之介監督との掛け合いの中で大人顔負けの「コメント力」を披露したのだ。当日居合わせた芸能ライターが振り返る。
「司会者から『窓際のトットちゃん』の舞台にもなっている自由が丘について尋ねられると、『私のイメージだと自由が丘って名前は、“自由に丘の上で踊る人たち”みたいな感じがしてすごくいい名前だなと思っています』とコメント。感性の豊かさに会場中がメロメロになってましたね。淀みなく理路整然と話をしていたのが印象的で、しかも、会場に集まった100人近いギャラリーを前にしても全く物怖じしない大物っぷり。とても小学校1年生とは思えません」
父親が日本人で母親がイラン人のハーフで大手子役事務所に所属する大野。今回、世界累計発行部数2500万部超のベストセラーのアニメ化の主役に抜擢したことについて、八鍬監督は「ストーリー全ての文脈を理解して演技していて、感情表現も的確だった。ご覧になるとビックリすると思う。りりあなさん以外には考えられなかった」とベタ褒めだった。
「オーディションを受けた中で最年少だったそうです。1年生から6年生までを7歳で演じ分けるのは難しいはずなのにオーディションについて聞かれたりりあなちゃんは、『楽しい気持ちだけだったので緊張しなかったですし、緊張という言葉が頭の中に入っていませんでした』と笑顔で振り返るのみ。その無邪気ながらも聡明な姿は、かつて天才子役として一世を風靡した芦田愛菜(19)と重なります。当時の芦田も小学生らしからぬコメントをして周囲の大人たちから『人生何度目なの?』なんて驚かれていたものです。そんな芦田同様にりりあなちゃんも子役の枠を超えて“国民的”が冠に付く存在になるのは間違いない。映画の公開をキッカケに、スターダムへの道をどんどん駆け上がっていくんじゃないでしょうか」(前出・芸能ライター)
映画の公開が楽しみ!