ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏による性加害問題の波紋が広がり続けている。
10月12日、Hey!Say!JUMPはファンクラブ会員向けの動画を更新。今後、デビュー曲である「Ultra Music Power」を歌わない方針を明かした。
その理由となったのが、曲のなかで掛け声として使用されている「ジャニーズ」の文言。
動画内で「今後、いっさい歌わないほうがいいのではないかという判断になりました」と語った山田涼介は「もちろん寂しさもあるんですけど、こればっかりはしょうがないことだと思っています」とファンに向けて説明。「僕らの強い意思として『歌わないほうが良いよね』という判断になりました」と語った。
代表曲の封印に業界内でも驚きの声が飛び交っている。
「『Ultra Music Power』はフジテレビ系で放送される『バレーボールワールドカップ』のテーマ曲としても長年親しまれていて、Hey! Say! JUMPのファンでなくても知っている名曲です。まさか封印するとは思っていなかったので本当に驚きました。今回の決定はメンバーがいかに本気で『脱・ジャニーズ』を考えているかを証明した形と言えるでしょう」(芸能関係者)
所属タレントの間でも刻々と進むジャニーズとの決別だが、このほかにも“封印不可避”と思われる名曲が―。
「嵐の『ALL or NOTHING』も歌い出しから『ジャニーズ代表・嵐』とのワードが入っているので封印は避けられないのでは…。また、なにわ男子の『Seven Stars』やキスマイ・二階堂高嗣の『ジョッシー松村のSCREAM』にも歌詞に『ジャニーズ』の文言がある。これらも『Ultra Music Power』同様、ライブで聴けなくなる可能性は極めて高いと言えます」(前出・芸能関係者)
あらためて、ジャニー氏の問題による損失の大きさを実感させられる。
(塚原真弓)