自分の「口臭」があまりにひどくて、ショックを覚えたことはありませんか? 口臭は自分ではコントロールしにくいので困りものですよね。しかも、大事な会話をする必要がある日に限って気になってしまうものです。その原因と対策を詳しくみていきましょう。
医師である五味常明さんの著書「なぜ一流の男は匂いまでマネジメントするのか?」(かんき出版刊)によれば、口臭の主な発生原因は2つあり、1つは口内環境の悪化によって口の中の細菌が増えること、もう1つは内臓の状態が悪いことなんだとか。
口内環境悪化の場合は細菌の繁殖が原因であるため、硫黄のようなニオイがするそう。一方、胃腸の悪化が原因なら腐った卵のようなニオイ、肝臓の悪化ならカビのニオイがするそうです。アンモニア臭や甘酸っぱいニオイの場合は、肝臓病、尿毒症、糖尿病が疑われるそうですよ。
口内環境悪化が原因の口臭対策は、口腔内の細菌とその温床である舌苔を洗い流してくれる唾液を多く分泌させること。つまり、唾液腺を刺激して唾液の分泌を促進させることが対策となるのだとか。
とくに寝起きでは口臭がひどくなりがちなので、普通に朝食を食べて唾液を分泌させ、口臭を消し去ってから仕事に出かけるのがよいようです。また、おしゃべりをすることでも唾液が分泌されるそうなので、朝食を食べながら家族やパートナーに話しかけるなどしてみるのもよさそうです。
もちろん、歯磨きやうがいも忘れずにね。