「すみません、戻って参りました。ご心配とご迷惑を本当におかけしました」
10月25日、「めざましテレビ」(フジテレビ系)で井上清華アナが番組復帰した。ネット上では9日ぶりに元気な姿をみせた井上アナに「待ってた。無事に戻ってきてよかった」「お帰り!でも無理しないで」など安堵と心配が入り混じった投稿が連なった。スポーツ紙芸能デスクが解説する。
「長期休養の原因は過労だったようです。井上アナは局の看板として月~金の早朝番組MCのほか、『ホンマでっか!?TV』などバラエティ2本、さらに改編期の特番にも引っ張りだこ。特に『めざまし―』木曜放送の『やってセイカ!』コーナーでは話題のスポットに井上アナ自身が体験取材し、この外ロケは一日仕事になります。マジメで手抜きしない仕事ぶりで知られる井上アナだけに実質休みなしの生活が蓄積疲労となってしまったようです」
まずは、井上アナの無事復帰を祝したいところだが、同じく「めざまし―」の情報キャスターの渡邊渚アナ、後番組の「めざまし8」MCの小室瑛莉子アナと、このところ、フジの女子アナが体調不良で番組を欠席するケースが相次いでいるのだ。フジの女子アナに起きたこうした事態について、あるフジ関係者が打ち明ける。
「1番の原因は局の管理ミス。人気女子アナを集中させて働かせているうえに、その体調ケアができていない。実際、一部の人気アナが忙しく働いているのに対し、1日予定なしでホワイトボードが真っ白の女子アナはザラ。それに、視聴者の視線を浴び続ける女子アナも収録現場では1人のスタッフ扱い。かつては『お前がいなくても原稿読むやつは他にもいる』とどやしつけるプロデューサーも珍しくなく、今でもその体育会系の雰囲気は依然残っているんです。かつて、『めざまし―』放送中に倒れてしまった加藤綾子にもすぐに『いつから出られる?』と確認されたといいますからね」
それでも現在はグループLINEなどでお互いの体調をケアするシステムが敷かれているというが、
「むしろそれが反対にマイナスだったのでは。女子アナは『番組には自分が絶対不可欠。少しくらい体調が悪くても番組を休むわけにはいかない』と気張ってしまう。今回の井上アナのケースもそうだったのでは…」(前出・フジ関係者)
9月には日テレでも水卜麻美アナが体調不良で担当番組の「ZIP!」を1週間以上欠席したケースもあった。
「こちらは急きょの事態でも局内は意外に平穏だった。というのも、3月に入籍した新郎・中村倫也が毎日番組宛に水卜ちゃんの体調を報告していたそうです。局としてはこれほど心強い存在はなかった」(前出・デスク)
とはいえ、今こそ、激務の早朝アナをサポートするシステムの整備が、テレビ局にとって急務だろう。