10月29日放送の「まつもtoなかい」(フジテレビ系)に歌手のきゃりーぱみゅぱみゅが出演。自身の「本名」を初めて明かす一幕があった。
中居正広から「ひとつだけ、最初に聞きたいんですけど、きゃりーさんの本名は出てないですよね。名字だけ教えてもらえますか?」と振られた彼女。
苦笑しながらも「みんなが知ってるような名前?」と聞かれると「上(苗字)はそうです」と即答。松本人志からの「ウエダとかノダみたいな感じなのね」との問いに「はい」と頷いた。
続けて、松本から「まったく(「きゃりーぱみゅぱみゅ」の要素が)入ってないの?」と聞かれた彼女は「結構入っているんですけど」と返答。「本名も公開しなかったけど、Perfumeのあ~ちゃんがインスタでバンバン本名を言うんで、もういいかなって」と、友人である西脇綾香の影響で本名を公開する抵抗がなくなったことを明かした。
こうしたやり取りの末、「私は『きりこ』と言います」「きりこ、きゃりこ、きゃりーみたいな感じで」「木偏に同じに子供の子」と、本名が「桐子」であることを初告白したのだ。
屈託のない表情で本名を明かしたきゃりーだが、彼女をデビュー当時から知る芸能関係者は「この日が来るとは思いませんでした」と驚きを隠さない。続けてもらおう。
「きゃりーは10代前半の頃にジュニアアイドルとして本名で活動していたのですが、きゃりーぱみゅぱみゅ名義で歌手デビューしてからは当時の話題を完全に封印していたんです。それでもネット掲示板などではジュニアアイドル時代の画像が出回り、まだ幼い顔つきだった彼女の外見をヤユする心無い書き込みも散見されました」
こうした背景からスタッフの間でも彼女が本名で活動していた時代の話題は「完全にタブー」だったと言う前出の芸能関係者だが、今回の本名公開を「成熟の証」と、こう称賛する。
「番組で本名を明かしたことで、ジュニアアイドル時代の活動が蒸し返されてしまうのはきゃりー自身もわかっているはず。それをあえて公表したことに、しっかりと過去に向き合おうとする彼女の前向きさを感じました。本当に立派になりましたね」
彼女のさらなる躍進に期待したい。
(塚原真弓)