旧ジャニーズ事務所とファンにとって、年越しの恒例イベントとして知られていた「カウントダウンコンサート」通称“カウコン”が、今年も開催される方向であることが11月1日、明らかになった。
カウコンは1996年の大みそかにV6が行った「V6 COUNTDOWN’97」起源に、1998年から東京ドームを会場にして恒例化。所属タレントが総出演し、ファンと共に年を越す。しかし、今年は故ジャニー喜多川氏の性加害問題を巡って、開催されるかどうかが不明だった。結果として、今月にも設立される新会社のもとで、例年通り、東京ドームを会場として開催されることになった。
「カウコンは毎年、フジテレビが生中継していましたが、10月27日の定例社長会見で『イベント自体があるかどうかということに関してはわかっていない』としつつ、あったとしても編成の準備が間に合わないことを理由に放送はしないと明言していました。地上波で中継されることがなくなったので、有料配信するのではと言われています」(芸能記者)
ネットでも「良かったんじゃないですか。テレビで放送すると一つの事務所だけ出演になるから問題になるけど、有料配信ですれば問題はないのではないかと思います」「ずっと応援し続けているファンはカウコンも開催できないのは辛いから、地上波で放送しなくても開催は嬉しいと思う。配信なら時間も駆け足ではなくかけられそうだし」「テレビで放送せずにファンだけが応募するカウコンを開催する分には問題ないと思う。行けない人も大勢いると思うので是非有料でいいのでネット配信して下さい」などネット配信を期待する声は多い。
「一方で、『なぜ自粛しない』といった声も上がっているようです。しかし、カウコンを主催するのは、旧ジャニーズと資本を切り離された新会社であり、補償会社のSMILE-UP.が関わるわけではありません。タレントも罪を犯しているわけではありませんので、今のところ『自粛しろ』は、感情論に近いという見方が強いですね」(前出・芸能記者)
とりあえず、ファンにとってはひと安心の大みそかとなりそうだ。
(柏原廉)