いま、若者の間でよく追求されている“タイパ”。「タイムパフォーマンス」の略ですが、実はメリットもデメリットもあるようなんです。
■タイパとは?
タイムパフォーマンスとは「時間対効果」のこと。効率や生産性を求め、かかった時間に対する満足度を表しています。少ない時間で満足度の高い経験が得られたと感じるとき、その行動は「タイパがいい」ということになります。例えば、動画を倍速で視聴してより短い時間で楽しむのは典型的ですね。
■タイパを追求するメリットとは?
ところで、なぜタイパを求めるのでしょうか。それは第一に、昔と比べて現代は情報量が格段に増えており、取捨選択して自分にとって有効なものを選ぶ必要があるからです。時間を効率的に活用すると、触れる情報も増えるというわけです。
■タイパを追求するデメリットとは?
一方で、タイパを重視し過ぎると、その過程をゆっくり楽しめなくなります。じっくりと楽しむ中には、発見できる学びや気付きもあるため、実は見落としている “大切なこと”があるかもしれないのです。
そうして考えると、タイパはすべてのものに求めるのではなく、「必要なときには時間をかけてもやる」というくらいがいいのかもしれませんね。
若いうちは「自分は何が好きなのか、何をやりたいのか」を探す時期でもあるため、それを吟味する時間を取ることも必要かもしれません。そして、自分が何をすべきか分かったときには、タイパ重視で取り組むのがいいのかもしれませんね。