お笑いコンビ・ナイツの塙宣之が11月18日、自身のXアカウントから、“恩師への感謝”を綴り、様々な反響が寄せられている。
この日、創価学会は池田大作名誉会長が11月15日に老衰で亡くなっていたことを発表。国内最大の宗教団体に拡大させ、公明党の設立で政界にも影響を与えた貢献は非常に大きく、岸田文雄首相も公式Xから追悼のコメントを出したことでも話題になっている。
創価大学経済学部を2000年に卒業し、かねてより学会員であることを公表している塙は「大学時代に創立者から頂いた 笑いは庶民の知恵 笑いは庶民の武器 という言葉が私の原点です」と、名前の言及はせずとも、池田名誉会長の言葉が活動の起源になっていたと示唆した。
「塙は創価大の落語研究会で後輩だった土屋伸之とコンビを結成し、現在に至ります。過去には創価大公式サイトにも動画でコメントを寄せるなど、その信仰心を隠していませんが、SNSから学会への想いを発信することは非常にマレ。今や漫才協会会長に加え、M-1グランプリでも審査員の大役を任されるほどの実力者となっていることから、今回の投稿には『大事な金言ですね』とする反応や、『アッ…』『うーん…』『ナイツ面白くて好きだったけど複雑』『なかなか見ないねーここまでのツイートは ナイツの漫才は好きです』『隠さずにここまでハッキリ言ってくれた方がいい』などと様々な声が見られました。最近では、同じく宗教法人で政界との繋がりが指摘された旧統一教会の騒動により、他の宗教団体にも厳しい目が向けられてしまう傾向にあります。当然、それぞれの信仰の自由は守られるべきなのですが、お笑い芸人が公式SNSから発した言葉だった為、そのギャップに驚く人も多かったのでしょう」(テレビ誌ライター)
中には、「あなたのお笑いの背景が大作氏だと思うと、もう笑えません」とする辛辣な反応も見られた。
塙からすると、信者であることはすでに公表している事実であり、今回で“カミングアウト“したわけではないため、一部からの反響には複雑な思いかもしれない。
(木村慎吾)