看板アナの井上清華アナが体調不良で「めざましテレビ」を7放送日連続欠席し大きな話題を集めたフジテレビ。同局では、小室瑛莉子アナも担当する「ぽかぽか」、「めざまし8」を欠席(復帰ずみ)。さらに、長期離脱している渡邊渚アナは、自身のインスタグラムで痛々しい療養中の様子を配信し、悲痛な胸の内を告白し、視聴者にショックを与えている。そんな中、今度は11月7日からMCを務める同局の「ノンストップ!」を休んでいた三上真奈アナが「腸の炎症」で入院して療養していることが13日までに判明したのだ。
「フジでは、10月27日に港浩一社長が定例会見で、女子アナの体調不良について、少しでも体調が悪ければ休むように指導していると説明しましたが、やや説得力に欠ける印象を受けました。そんな中での三上アナの入院。アナウンサーたちは、これ以上、コロナやインフルエンザにも罹るわけにいかないと、一層の緊張感に包まれているようです」(民放関係者)
井上アナに関しては、現状、何事もなかったように元気に番組に出演しているが、出入りしている制作会社のスタッフの不信感は収まらないとか。というのも、休養中の井上アナの代打を務めた藤本万梨乃アナも日曜夜10時からの「Mr.サンデー」に出演した後に翌日の「めざましテレビ」に出演するという強行軍だったのだ。
「今度は藤本アナが体調を崩すと心配されました。女子アナを多く抱えるフジテレビですが、教育体制が行き届かないのか、結局は看板番組の生放送を任せられる人材が慢性的に不足。長期離脱した井上アナは、現在も早朝2時半起床のハードスケジュールはそう変わらないはずで、スタッフの間では『また井上が倒れてしまうぞ』と、心配の声も出ています」
(制作会社スタッフ)
9月には日本テレビの水卜麻美アナが、司会を担当する「ZIP!」を1週間以上も欠席しているが、今年に入って体調不良になる女子アナは、民放キー局に勤務し、多くが朝の生放送に携わっている。そんな条件で働いていることに大きな問題があると話すのは、あるテレビ局スタッフ。
「NHKでも早朝から『おはよう日本』を放送していて、井上アナや水卜アナより年上の首藤奈知子アナが担当している。子育てもしているママさんアナですが毎日実に元気そうな印象ですよ。規模が大きいから当然ではありますが、NHKは民放各局よりもアナウンサーへのサポートが強く、首藤アナを全面バックアップ。よけいな仕事をさせないようスケジュールも管理されています。それに比べ民放は、バラエティ番組からイベント、雑誌の撮影など酷使されますし、番組でもサポートが少なく、自分でやらなければいけない業務も多い。結果として、どんどん女子アナが潰れたり、フリー転身したりするわけです」
原因がわかっているのなら、サポートするなりアナウンサーを変えれば良いようなものだが、CMの関係などもありそうで、簡単にコトが進まないという。
「朝の番組はCMも入れ込みやすく、スポンサーも司会者を支持して広告を出している傾向にある。『めざましテレビ』も『ZIP!』も看板番組でコロコロ司会を変えるわけにもいかない。また、担当アナもポジションを渡したくないという欲が出て、結果“長期レギュラー”になりやすい。さらに言えば、民放各局は報道と制作部と対立することも多く、協力体制を組みづらいのも事実。女子アナは間に挟まれ、ストレスも体調不良に繋がっています」(民放関係者)
複合的な背景があるようだが、関係者の早急な対策が求められる。
(渡邊伸明)