元テレビ東京のフリーアナ・森香澄の快進撃が続いている。今年3月末でテレ東を退社しフリーに転身すると様々なバラエティ番組に出演。さらにネットニュースで取り上げられやすい言動も手伝ってイベントでも引っ張りだこだ。
「テレ東時代からあざといキャラで自分を売り出し、胸などを強調した衣装を好んでいました。そのため男性ファンが多く、『PVを取れるタレント』として今やスポーツ紙なども好んで自社ネットメディアでこぞって取り上げています。公式インスタグラムで写真を公開するたびにニュースとなり、拡散力のあるタレントとして広告業界も注目しています」(スポーツ紙記者)
そんな森は、サービス精神あふれる発言も多く、バラエティ番組でも重宝されるタレントに成長しているという。
「11月7日深夜放送の『イワクラと吉住の番組』(テレビ朝日系)にゲスト出演した際にも、森は、所有するアンダーウェアの枚数を明かした上で、その肌着でもって“育乳”していると宣言したり、これまで告白された人数が50人以上だと告白して、大きくネットニュースで報じられました。その他にも、『チャンスの時間』(ABEMA)では、父親が放送作家として働いていることや、モテすぎるがゆえに男友達ができない悩みを告白。ニュースになるキャッチーな発言をしてくれるので、各局のバラエティ番組では、森をぜひともキャスティングしたいと取り合いが生まれています」(民放関係者)
一応フリーアナの肩書がありながらも、いまやバラドルと同じ仕事ばかりをこなしている印象の森。そこには、したたかなセルフプロデュースが見え隠れしているとして、テレビ関係者はこう話す。
「森は親しいテレビ関係者に、“あと数年は男ウケを狙ったあざとい路線でいく”と話しているとか。というのも、いまや芸能界はフリーアナが飽和状態ですぐに淘汰される。特に女性人気でいえば、完全に田中みな実が独占している状態で、森はあえて開拓の余地がある男性ファンを獲得することに集中しているようです。田中は女優宣言し、完全に仕事を女性向けにシフトしていますが、森はそんな田中をかなり意識していて、正攻法では勝てないとあえて男性ウケする艶っぽくてあざとい路線に突っ走っているんでしょう」
とはいえ、女性向けのCMが溢れているテレビの世界で、男性ばかりの人気を獲得するのは危険なところ。しかし、森アナはそのあたりも計算して動いているという。
「あまり話題にならなかったですが、今年は『ギフテッド Season1』(フジテレビ系)、放送中の『たとえあなたを忘れても』(朝日放送)と2本のドラマに出演。女性向けメディアでも連載企画を持つなど、絶妙なバランスを取っている。また、局アナ時代からTikTokを活用し、SNSにも強みを持つのも武器。田中みな実はSNSを開設していないだけに、森はそこに注力する一方、ひとまずは男性人気を高めバラエティ番組で実績を積み、田中とは違った路線でブレイクを狙っているようです。また、テレ東時代は競馬番組も担当し、ギャンブル系の仕事もNGにしていない。あざとく、いいとこ取りしていくことで、フリーアナというよりもバラドルの女王を狙い『田中みな実超え』を狙っているそうです」(前出・民放関係者)
フリーになる局アナが多すぎて、生き残りをかけた戦国時代に突入している中で、森アナは独自路線で活路を見出そうとしているようで…。
(渡邊伸明)